A中学校の生徒の所持金額は平均5000円、標準偏差2000円の正規分布に従い、B中学校の生徒の所持金額は平均3000円、標準偏差1000円の正規分布に従う。A中学校とB中学校からそれぞれ1人ずつ生徒を無作為に選んだとき、2人の所持金額の合計値が従う確率変数の期待値を求める。
2025/7/15
1. 問題の内容
A中学校の生徒の所持金額は平均5000円、標準偏差2000円の正規分布に従い、B中学校の生徒の所持金額は平均3000円、標準偏差1000円の正規分布に従う。A中学校とB中学校からそれぞれ1人ずつ生徒を無作為に選んだとき、2人の所持金額の合計値が従う確率変数の期待値を求める。
2. 解き方の手順
確率変数の期待値の性質を利用する。
A中学校の生徒の所持金額を確率変数 とすると、 である。
B中学校の生徒の所持金額を確率変数 とすると、 である。
2人の所持金額の合計を とすると、 である。
期待値の線形性より、
したがって、2人の所持金額の合計の期待値は、それぞれの所持金額の期待値の和となる。
3. 最終的な答え
8000