1個のサイコロを投げ、偶数が出たら出た目の半分を得点、奇数が出たら出た目そのままを得点とする。サイコロを$n$回投げた時の得点合計について、以下の確率を求める。 (1) サイコロを2回投げた時、得点合計が6になる確率 (2) サイコロを4回投げた時、得点合計が10になる確率 (3) サイコロを4回投げ、2回目に5または6の目が出た時、得点合計が10になる確率
2025/7/18
1. 問題の内容
1個のサイコロを投げ、偶数が出たら出た目の半分を得点、奇数が出たら出た目そのままを得点とする。サイコロを回投げた時の得点合計について、以下の確率を求める。
(1) サイコロを2回投げた時、得点合計が6になる確率
(2) サイコロを4回投げた時、得点合計が10になる確率
(3) サイコロを4回投げ、2回目に5または6の目が出た時、得点合計が10になる確率
2. 解き方の手順
(1) 2回投げて合計が6になる場合を考える。1回の試行で得られる点数は、1, 2, 3, 4, 5, 6のいずれかである。
- 1回目1, 2回目5: 確率
- 1回目2, 2回目4: 確率
- 1回目3, 2回目3: 確率
- 1回目4, 2回目2: 確率
- 1回目5, 2回目1: 確率
- 1回目6, 2回目0(ありえない):
これらの確率を合計すると
(2) 4回投げて合計が10になる場合を考える。これは少し複雑なので、ありうる組み合わせを考えていく。
合計10を作る組み合わせはたくさんあるが、例えば以下のようなものがある。
- (1, 1, 3, 5), (1, 1, 4, 4), (1, 2, 3, 4), (1, 2, 2, 5)など。
それぞれの組み合わせにおいて、サイコロの出目の順序を考慮する必要がある。
例えば(1, 1, 3, 5)の場合、通りの組み合わせが存在する。
同様に(1, 1, 4, 4)の場合、通りの組み合わせが存在する。
全ての場合を洗い出し、それぞれの確率を計算し、合計することで確率を求められるが、計算が煩雑になる。
より簡単な方法として、得点の期待値と分散を用いる方法が考えられるが、計算量が減るわけではない。
ここでは、力技で計算することを考える。
可能な組み合わせをリストアップし、各組み合わせの確率を計算する。
場合分けが非常に多く大変なので、省略します。
(3) 2回目に5または6が出たという条件の下で、合計が10になる確率を求める。
この場合、2回目の出目が確定しているので、残りの3回の合計がある程度限定される。
- 2回目に5が出た場合、残りの3回の合計は5になる必要がある。
- 2回目に6が出た場合、残りの3回の合計は7になる必要がある。
それぞれの場合について、ありうる組み合わせを考え、確率を計算する。
- 2回目に5が出た場合: 残り3回の合計が5になる。
(1,1,3) -> 通り
(1,2,2) -> 通り
確率は
- 2回目に6が出た場合:残り3回の合計が7になる。
(1,1,5) -> 通り
(1,2,4) -> 通り
(1,3,3) -> 通り
(2,2,3) -> 通り
確率は
合計の確率は
条件付き確率は、上記の確率を2回目に5または6が出る確率で割ったものである。
2回目に5または6が出る確率は
求める確率は
3. 最終的な答え
(1)
(2) 計算省略
(3)