与えられた問題は、微分積分学のレポート問題です。内容は以下の通りです。 1. 逆三角関数の値を求める問題。

解析学逆三角関数極限導関数微分接線極値最大値最小値マクローリン展開合成関数の微分商の微分積の微分対数微分
2025/7/15

1. 問題の内容

与えられた問題は、微分積分学のレポート問題です。内容は以下の通りです。

1. 逆三角関数の値を求める問題。

2. 極限を計算する問題。

3. 関数の導関数を求める問題。

4. 関数 $f(x) = x^3 e^{-x}$ について、接線の方程式、極値、閉区間における最大値と最小値を求める問題。

2. 解き方の手順

以下では、各問題の解き方の方針を示します。具体的に計算すると長くなるため、ここでは方針と重要な公式のみ記載します。

1. 逆三角関数:

* sin1(x)\sin^{-1}(x), cos1(x)\cos^{-1}(x), tan1(x)\tan^{-1}(x) の定義域と値域を理解しておく必要があります。
* 例えば、sin1(12)\sin^{-1}(-\frac{1}{2}) は、sinθ=12\sin \theta = -\frac{1}{2} となる θ\theta を求める問題です。主値はπ6-\frac{\pi}{6}です。

2. 極限:

* (1) は、00\frac{0}{0}の不定形なので、有理化や因数分解を試みます。
* (2) は、xx \to \infty なので、xx で割ったりして計算します。
* (3) は、limx0sinxx=1\lim_{x \to 0} \frac{\sin x}{x} = 1 の公式を利用します。 limx0sin3xsin5x=limx0sin3x3x5xsin5x3x5x=35\lim_{x \to 0} \frac{\sin 3x}{\sin 5x} = \lim_{x \to 0} \frac{\sin 3x}{3x} \cdot \frac{5x}{\sin 5x} \cdot \frac{3x}{5x} = \frac{3}{5}
* (4) は、limx0(1+x)1x=e\lim_{x \to 0} (1+x)^{\frac{1}{x}} = e の公式を利用します。 limx0(1+3x)2x=limx0((1+3x)13x)6=e6\lim_{x \to 0} (1+3x)^{\frac{2}{x}} = \lim_{x \to 0} ((1+3x)^{\frac{1}{3x}})^6 = e^6
* (5) は、tan1x\tan^{-1} x のマクローリン展開 (tan1x=xx33+\tan^{-1} x = x - \frac{x^3}{3} + \cdots) を利用します。

3. 導関数:

* (1) 合成関数の微分法を使います。 y=10(x3+3x+9)9(3x2+3)y' = 10(x^3+3x+9)^9(3x^2+3)
* (2) 積の微分法と合成関数の微分法を使います。y=2e2xsin3x+3e2xcos3xy' = 2e^{2x}\sin 3x + 3e^{2x}\cos 3x
* (3) 商の微分法を使います。y=2(x2+8x+4)(2x+1)(2x+8)(x2+8x+4)2y' = \frac{2(x^2+8x+4) - (2x+1)(2x+8)}{(x^2+8x+4)^2}
* (4) 合成関数の微分法を使います。y=(x2+1)1/2y = (x^2+1)^{-1/2}, y=12(x2+1)3/2(2x)=x(x2+1)3/2y' = -\frac{1}{2}(x^2+1)^{-3/2}(2x) = -x(x^2+1)^{-3/2}
* (5) 合成関数の微分法を使います。 y=1log(x2+9)1x2+92x=2x(x2+9)log(x2+9)y' = \frac{1}{\log(x^2+9)} \cdot \frac{1}{x^2+9} \cdot 2x = \frac{2x}{(x^2+9)\log(x^2+9)}
* (6) 合成関数の微分法を使います。 y=2tanx(tanx)=2tanx1cos2x=2sinxcos3xy' = 2 \tan x (\tan x)' = 2 \tan x \cdot \frac{1}{\cos^2 x} = \frac{2 \sin x}{\cos^3 x}
* (7) 合成関数の微分法を使います。y=3cos2(x)(sin(x))12x=32xcos2(x)sin(x)y' = 3 \cos^2(\sqrt{x}) (-\sin(\sqrt{x})) \frac{1}{2\sqrt{x}} = -\frac{3}{2\sqrt{x}} \cos^2(\sqrt{x}) \sin(\sqrt{x})
* (8) 合成関数の微分法を使います。y=11(x2)2(2x)=2x1x4y' = \frac{1}{\sqrt{1 - (x^2)^2}} (2x) = \frac{2x}{\sqrt{1 - x^4}}
* (9) 対数微分法を使います。 logy=1xlogx\log y = \frac{1}{x} \log x, yy=1x2logx+1x1x=1logxx2\frac{y'}{y} = -\frac{1}{x^2} \log x + \frac{1}{x} \cdot \frac{1}{x} = \frac{1-\log x}{x^2}. よって y=x1x1logxx2y' = x^{\frac{1}{x}} \cdot \frac{1-\log x}{x^2}

4. 関数 $f(x) = x^3 e^{-x}$:

* (1) f(1)=(1)3e(1)=ef(-1) = (-1)^3 e^{-(-1)} = -ef(x)=3x2exx3ex=(3x2x3)exf'(x) = 3x^2 e^{-x} - x^3 e^{-x} = (3x^2 - x^3)e^{-x}f(1)=(3(1)2(1)3)e(1)=4ef'(-1) = (3(-1)^2 - (-1)^3)e^{-(-1)} = 4e。よって、接線の方程式は y(e)=4e(x(1))y - (-e) = 4e(x - (-1))、つまり y=4ex+3ey = 4ex + 3e
* (2) f(x)=x2(3x)exf'(x) = x^2(3-x)e^{-x}f(x)=0f'(x) = 0 となるのは、x=0,3x = 0, 3。増減表を書いて極値を求めます。
* (3) 閉区間 [1,4][-1, 4] での f(x)f(x) の最大値と最小値を求めます。f(1)=ef(-1) = -e, f(0)=0f(0) = 0, f(3)=27e3f(3) = 27e^{-3}, f(4)=64e4f(4) = 64e^{-4} を計算し、比較します。

3. 最終的な答え

上記の手順に従って計算することで、各問題の最終的な答えが得られます。計算過程は省略しましたが、各問題の方針と重要な公式を示しましたので、これらを用いて計算してください。

「解析学」の関連問題

(1) 等比数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = \sqrt{3} - 1$, $a_2 = 4 - 2\sqrt{3}$ を満たすとき、無限級数 $\sum_{n=1}^{\infty} a_...

数列無限級数等比数列部分分数分解telescoping sum
2025/7/15

## 1. 問題の内容

微分積分三角関数運動初期条件
2025/7/15

## 問題の解答

テイラー展開偏微分停留点ヘッセ行列極値
2025/7/15

$\lim_{x\to\infty} \log(1 + e^x)^{\frac{1}{x}}$ を計算する問題です。

極限ロピタルの定理対数関数
2025/7/15

$\theta$ が与えられたとき、$\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$ の値を求める問題です。具体的には、 (1) $\theta = \frac{...

三角関数角度sincostanラジアン
2025/7/15

与えられた5つの極限値を、ロピタルの定理を用いて求める。 a) $\lim_{x \to 1} x^{\frac{1}{1-x}}$ b) $\lim_{x \to \infty} \frac{x}{...

極限ロピタルの定理不定形
2025/7/15

以下の3つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{n \to \infty} (\sqrt{n^2 + 3n + 2} - \sqrt{n^2 - 3n + 2})$ (2) $\lim_{n...

極限数列有理化
2025/7/15

与えられた式を簡単にする問題です。式は $\frac{x \arcsin x}{\sqrt{1-x^2}} + \frac{1}{2} \log (1-x^2)$ で、定義域は $-1 < x < 1...

積分逆三角関数対数関数微積分
2025/7/15

2変数関数 $f(x, y) = \cos x + 2 \cos y - 3 \sin(xy)$ を、$x, y$ について2次までマクローリン展開する。

マクローリン展開テイラー展開偏微分ヘッセ行列停留点極値鞍点
2025/7/15

ロピタルの定理を用いて、以下の極限値を求めます。 a) $\lim_{x\to 1} x^{\frac{1}{1-x}}$ b) $\lim_{x\to \infty} \frac{x}{e^x}$ ...

極限ロピタルの定理指数関数対数関数
2025/7/15