問題6は、与えられた行列の等式 $ \begin{pmatrix} 4 & 5 \\ 3 & 4 \end{pmatrix} A \begin{pmatrix} 0 & 1 \\ 1 & -2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 2 & -4 \\ 1 & 0 \end{pmatrix} $ を満たす正方行列 $A$ を求める問題です。 問題7は、同じ次数の正方行列$A, B$に対して、$(A+B)(A-B) = A^2 - B^2$が成り立つための条件を求める問題です。
2025/7/15
1. 問題の内容
問題6は、与えられた行列の等式
\begin{pmatrix} 4 & 5 \\ 3 & 4 \end{pmatrix} A \begin{pmatrix} 0 & 1 \\ 1 & -2 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 2 & -4 \\ 1 & 0 \end{pmatrix}
を満たす正方行列 を求める問題です。
問題7は、同じ次数の正方行列に対して、が成り立つための条件を求める問題です。
2. 解き方の手順
問題6:
まず、与えられた式を変形して、 を求めます。
, , と置くと、
となります。 と の逆行列を求め、とを左と右から掛けることで、を求めることができます。
の行列式は なので、逆行列は
です。
の行列式は なので、逆行列は
です。
したがって、 となります。
まず、 を計算します。
次に、 を計算します。
問題7:
これが と等しくなるためには、 となる必要があります。
すなわち、 となる必要があります。これは、 と が可換であるという条件です。
3. 最終的な答え
問題6:
問題7:
(AとBが可換であること)