2次方程式 $x^2 - (m+1)x + m = 0$ の2つの解のうち、一方の解がもう一方の解の2乗であるとき、定数 $m$ の値を求める。

代数学二次方程式解と係数の関係因数分解三次方程式
2025/7/15

1. 問題の内容

2次方程式 x2(m+1)x+m=0x^2 - (m+1)x + m = 0 の2つの解のうち、一方の解がもう一方の解の2乗であるとき、定数 mm の値を求める。

2. 解き方の手順

2つの解を α\alphaα2\alpha^2 とおく。解と係数の関係より、以下の2式が成り立つ。
α+α2=m+1\alpha + \alpha^2 = m+1
αα2=α3=m\alpha \cdot \alpha^2 = \alpha^3 = m
1つ目の式から m=α+α21m = \alpha + \alpha^2 - 1 が得られる。これを2つ目の式に代入すると、
α3=α+α21\alpha^3 = \alpha + \alpha^2 - 1
α3α2α+1=0\alpha^3 - \alpha^2 - \alpha + 1 = 0
この3次方程式を解く。左辺を因数分解すると、
(α1)(α21)=0(\alpha - 1)(\alpha^2 - 1) = 0
(α1)(α1)(α+1)=0(\alpha - 1)(\alpha - 1)(\alpha + 1) = 0
(α1)2(α+1)=0(\alpha - 1)^2 (\alpha + 1) = 0
したがって、α=1\alpha = 1 または α=1\alpha = -1
(1) α=1\alpha = 1 のとき、 m=α3=13=1m = \alpha^3 = 1^3 = 1
(2) α=1\alpha = -1 のとき、 m=α3=(1)3=1m = \alpha^3 = (-1)^3 = -1
よって、m=1,1m = 1, -1

3. 最終的な答え

m=1,1m = 1, -1

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