2次関数 $y = x^2 + 2x - 8$ のグラフをCとする。Cとx軸の2つの交点を左からA, Bとする。線分AB上に点Pをとり、$\angle P = 90^\circ$ の直角三角形APQを作る。ただし、点QはC上にあるものとする。点Pの座標を $(t, 0)$ とするとき、直角三角形の2辺AP, PQの長さの和 $l$ を $t$ の式で表し、$l$ が最大となる時の $t$ の値と、その時の最大値を求める問題です。

代数学二次関数グラフ最大値2次方程式座標平面
2025/7/15

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+2x8y = x^2 + 2x - 8 のグラフをCとする。Cとx軸の2つの交点を左からA, Bとする。線分AB上に点Pをとり、P=90\angle P = 90^\circ の直角三角形APQを作る。ただし、点QはC上にあるものとする。点Pの座標を (t,0)(t, 0) とするとき、直角三角形の2辺AP, PQの長さの和 lltt の式で表し、ll が最大となる時の tt の値と、その時の最大値を求める問題です。

2. 解き方の手順

ステップ1: A, Bの座標を求める。
y=x2+2x8=(x+4)(x2)y = x^2 + 2x - 8 = (x+4)(x-2) より、y=0y=0 となるのは x=4,2x = -4, 2 である。
したがって、Aの座標は (4,0)(-4, 0), Bの座標は (2,0)(2, 0) である。
ステップ2: AP, PQの長さをtで表す。
点Pの座標が (t,0)(t, 0) なので、
AP=t(4)=t+4AP = |t - (-4)| = |t + 4|
PQ=y=t2+2t8PQ = |y| = |t^2 + 2t - 8|
ここで、点Pは線分AB上にあるので、4t2-4 \leq t \leq 2 であり、t+40t+4 \geq 0, t2+2t80t^2+2t-8 \leq 0 なので
AP=t+4AP = t + 4
PQ=(t2+2t8)=t22t+8PQ = -(t^2 + 2t - 8) = -t^2 - 2t + 8
ステップ3: lをtで表す。
l=AP+PQ=(t+4)+(t22t+8)=t2t+12l = AP + PQ = (t+4) + (-t^2 - 2t + 8) = -t^2 - t + 12
ステップ4: lが最大となるtの値を求める。
l=(t2+t)+12=((t+12)214)+12=(t+12)2+14+12=(t+12)2+494l = -(t^2 + t) + 12 = -((t + \frac{1}{2})^2 - \frac{1}{4}) + 12 = -(t + \frac{1}{2})^2 + \frac{1}{4} + 12 = -(t + \frac{1}{2})^2 + \frac{49}{4}
したがって、llt=12t = -\frac{1}{2} のとき最大値をとる。
4122-4 \leq -\frac{1}{2} \leq 2 を満たす。
ステップ5: lの最大値を求める。
t=12t = -\frac{1}{2} のとき、
l=494l = \frac{49}{4}

3. 最終的な答え

アイ: -4
ウ: 2
エ: -1
オカ: 12
キク: -1
ケ: 2
コサ: 49
シ: 4
l=t2t+12l = -t^2 - t + 12
t=12t = -\frac{1}{2} のとき最大値 494\frac{49}{4} をとる。

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