等差数列$\{a_n\}$があり、第3項が15、第7項が39である。 (1) 一般項$a_n$を求める。 (2) 237が第何項であるかを求める。 (3) 初項から第n項までの和$S_n$を求める。 (4) $S_n = 300$のとき、$n$の値を求める。

代数学数列等差数列一般項計算
2025/7/15

1. 問題の内容

等差数列{an}\{a_n\}があり、第3項が15、第7項が39である。
(1) 一般項ana_nを求める。
(2) 237が第何項であるかを求める。
(3) 初項から第n項までの和SnS_nを求める。
(4) Sn=300S_n = 300のとき、nnの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 一般項ana_nを求める。
等差数列の一般項はan=a+(n1)da_n = a + (n-1)dで表される。ここで、aaは初項、ddは公差である。
第3項が15なので、a3=a+2d=15a_3 = a + 2d = 15
第7項が39なので、a7=a+6d=39a_7 = a + 6d = 39
2つの式を連立して解く。
a+6d=39a + 6d = 39
a+2d=15a + 2d = 15
上の式から下の式を引くと、4d=244d = 24となり、d=6d = 6
a+2(6)=15a + 2(6) = 15より、a=1512=3a = 15 - 12 = 3
したがって、an=3+(n1)6=3+6n6=6n3a_n = 3 + (n-1)6 = 3 + 6n - 6 = 6n - 3
(2) 237が第何項であるかを求める。
an=237a_n = 237となるnnを求める。
6n3=2376n - 3 = 237
6n=2406n = 240
n=40n = 40
したがって、237は第40項である。
(3) 初項から第n項までの和SnS_nを求める。
等差数列の和の公式は、Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n)で表される。
a1=6(1)3=3a_1 = 6(1) - 3 = 3
an=6n3a_n = 6n - 3
Sn=n2(3+6n3)=n2(6n)=3n2S_n = \frac{n}{2}(3 + 6n - 3) = \frac{n}{2}(6n) = 3n^2
(4) Sn=300S_n = 300のとき、nnの値を求める。
3n2=3003n^2 = 300
n2=100n^2 = 100
n=±10n = \pm 10
nnは自然数なので、n=10n = 10

3. 最終的な答え

(1) an=6n3a_n = 6n - 3
(2) 第40項
(3) Sn=3n2S_n = 3n^2
(4) n=10n = 10

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