$a$ を定数とする2次関数 $y = 2x^2 + (4a-6)x + 4a^2 - 2a + 6$ のグラフを $C$ とする。 (1) グラフ $C$ の頂点の座標を求める。 (2) グラフ $C$ と $x$ 軸が異なる2点で交わるための $a$ の値の範囲を求める。

代数学二次関数平方完成グラフ頂点判別式
2025/7/15

1. 問題の内容

aa を定数とする2次関数 y=2x2+(4a6)x+4a22a+6y = 2x^2 + (4a-6)x + 4a^2 - 2a + 6 のグラフを CC とする。
(1) グラフ CC の頂点の座標を求める。
(2) グラフ CCxx 軸が異なる2点で交わるための aa の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標を求める。
まず、与えられた2次関数を平方完成する。
y=2x2+(4a6)x+4a22a+6y = 2x^2 + (4a-6)x + 4a^2 - 2a + 6
y=2[x2+(2a3)x]+4a22a+6y = 2[x^2 + (2a-3)x] + 4a^2 - 2a + 6
y=2[x2+(2a3)x+(2a32)2(2a32)2]+4a22a+6y = 2[x^2 + (2a-3)x + (\frac{2a-3}{2})^2 - (\frac{2a-3}{2})^2] + 4a^2 - 2a + 6
y=2[(x+2a32)24a212a+94]+4a22a+6y = 2[ (x + \frac{2a-3}{2})^2 - \frac{4a^2 - 12a + 9}{4} ] + 4a^2 - 2a + 6
y=2(x+2a32)24a212a+92+4a22a+6y = 2(x + \frac{2a-3}{2})^2 - \frac{4a^2 - 12a + 9}{2} + 4a^2 - 2a + 6
y=2(x+2a32)2+4a2+12a9+8a24a+122y = 2(x + \frac{2a-3}{2})^2 + \frac{-4a^2 + 12a - 9 + 8a^2 - 4a + 12}{2}
y=2(x+2a32)2+4a2+8a+32y = 2(x + \frac{2a-3}{2})^2 + \frac{4a^2 + 8a + 3}{2}
よって、頂点の座標は (2a32,4a2+8a+32)(-\frac{2a-3}{2}, \frac{4a^2 + 8a + 3}{2})
頂点のx座標は 2a32=2a+32=6a+96=a+32=a+1.5 -\frac{2a-3}{2} = \frac{-2a+3}{2} = \frac{-6a+9}{6} = -a + \frac{3}{2} = -a + 1.5
頂点のy座標は 4a2+8a+32=2a2+4a+32\frac{4a^2 + 8a + 3}{2} = 2a^2 + 4a + \frac{3}{2}
したがって、頂点の座標は (2a+32,4a2+8a+32)(\frac{-2a+3}{2}, \frac{4a^2 + 8a + 3}{2}) となる。
(2) グラフCとx軸が異なる2点で交わるための条件を求める。
グラフCとx軸が異なる2点で交わるためには、頂点のy座標が負でなければならない。
4a2+8a+32<0\frac{4a^2 + 8a + 3}{2} < 0
4a2+8a+3<04a^2 + 8a + 3 < 0
(2a+1)(2a+3)<0(2a + 1)(2a + 3) < 0
32<a<12-\frac{3}{2} < a < -\frac{1}{2}

3. 最終的な答え

(1) グラフCの頂点の座標は (2a+32,4a2+8a+32)(\frac{-2a+3}{2}, \frac{4a^2+8a+3}{2}) である。
(2) グラフCとx軸が異なる2点で交わるためのaの値の範囲は 32<a<12-\frac{3}{2} < a < -\frac{1}{2} である。

「代数学」の関連問題

与えられた2次関数 $y = x^2 + 2ax + 1 + a^2$ が直線 $y = ax + 5$ と接するときの $a$ の値を求め、その時の接点の座標を求める。

二次関数接線判別式連立方程式
2025/7/16

実数 $k$ を定数として、2つの放物線 $C_1: y = x^2 - 6x + 2k + 1$ と $C_2: y = x^2 - 2kx - 3k + 4$ が与えられている。 (1) $C_1...

二次関数放物線判別式共有点不等式
2025/7/16

2つの自然数 $x$ と $12-x$ の積が32になるとき、これらの2つの自然数の組み合わせを求めよ。

二次方程式因数分解自然数方程式
2025/7/16

与えられた二次関数 $y = x^2 + 2ax + a^2 + 1$ を①とする。 (1) ①と直線 $y = ax + 5$ が異なる2点で交わるような $a$ の値の範囲を求める。 (2) ①と...

二次関数判別式二次方程式頂点接線
2025/7/16

2次関数 $y = x^2 + 2kx + k^2 + 3k + 6$ のグラフが、$x$軸と共有点をもつような定数 $k$ の値の範囲を求めよ。

二次関数判別式二次方程式グラフ不等式
2025/7/16

生徒に画用紙を配る問題です。生徒の人数と画用紙の枚数を求める必要があります。1人に2枚ずつ配ると2枚余り、3枚ずつ配ると3枚足りません。

連立方程式文章問題一次方程式
2025/7/16

ある博物館の入館料は、大人が300円、子どもが100円です。ある日の入館者数は320人で、入館料の合計は74000円でした。その日の大人と子供の入館者数をそれぞれ求めなさい。

連立方程式文章題数量方程式
2025/7/16

点$(-2, 3)$を通り、直線$3x - 5y - 12 = 0$に垂直な直線、平行な直線の方程式をそれぞれ求めよ。

直線の方程式傾き垂直平行点と直線の距離連立方程式
2025/7/16

Aさんは620円、Bさんは490円持っている。同じノートをAさんは1冊、Bさんは2冊買ったところ、Aさんの残金はBさんの残金の3倍になった。ノート1冊の値段を求める。

一次方程式文章問題代数
2025/7/16

1本80円の鉛筆と1本180円のボールペンを合わせて9本買ったとき、代金の合計は1320円でした。鉛筆とボールペンをそれぞれ何本買ったか求めます。選択肢として、ア:鉛筆4本、ボールペン5本、イ:鉛筆6...

連立方程式文章問題一次方程式
2025/7/16