(1) 2次方程式 $x^2 + 10x + m = 0$ の一つの解が他の解の4倍であるとき、解と定数 $m$ の値を求める。ただし、解を $\alpha$ と $4\alpha$ とし、$\alpha < 4\alpha$ とする。 (2) 2次方程式 $x^2 + 3mx + m^2 + m + 15 = 0$ の二つの解の和が12であるとき、解と定数 $m$ の値を求める。

代数学二次方程式解の公式解と係数の関係
2025/7/15

1. 問題の内容

(1) 2次方程式 x2+10x+m=0x^2 + 10x + m = 0 の一つの解が他の解の4倍であるとき、解と定数 mm の値を求める。ただし、解を α\alpha4α4\alpha とし、α<4α\alpha < 4\alpha とする。
(2) 2次方程式 x2+3mx+m2+m+15=0x^2 + 3mx + m^2 + m + 15 = 0 の二つの解の和が12であるとき、解と定数 mm の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 解を α\alpha4α4\alpha とすると、解と係数の関係から、
α+4α=10\alpha + 4\alpha = -10
5α=105\alpha = -10
α=2\alpha = -2
4α=84\alpha = -8
α4α=m\alpha \cdot 4\alpha = m
4α2=m4\alpha^2 = m
4(2)2=m4(-2)^2 = m
m=16m = 16
したがって、x=8,2x = -8, -2 であり、m=16m = 16 である。
(2) 解を β\betaγ\gamma とすると、解と係数の関係から、
β+γ=3m\beta + \gamma = -3m
また、β+γ=12\beta + \gamma = 12 より、
3m=12-3m = 12
m=4m = -4
x2+3mx+m2+m+15=0x^2 + 3mx + m^2 + m + 15 = 0m=4m = -4 を代入すると、
x212x+(4)2+(4)+15=0x^2 - 12x + (-4)^2 + (-4) + 15 = 0
x212x+164+15=0x^2 - 12x + 16 - 4 + 15 = 0
x212x+27=0x^2 - 12x + 27 = 0
(x3)(x9)=0(x - 3)(x - 9) = 0
x=3,9x = 3, 9
したがって、x=3,9x = 3, 9 であり、m=4m = -4 である。

3. 最終的な答え

(1) x=8,2x = -8, -2, m=16m = 16
(2) x=3,9x = 3, 9, m=4m = -4

「代数学」の関連問題

方程式 $(\log_2 x)^2 + 2\log_2 x - 8 = 0$ を解く問題です。

対数方程式二次方程式解の公式対数関数
2025/7/17

(i) $a < b$ のとき、$-\frac{1}{2}a + 4$ と $-\frac{1}{2}b + 1$ の大小関係を不等号で表す。 (ii) 不等式 $-3x + 2 \geq \frac...

不等式一次不等式大小関係
2025/7/17

(7) $xy - 2x + 3y - 1 = 0$ を満たす整数 $x, y$ の組を全て求めよ。 (8) $x^2 - y^2 = 24$ を満たす自然数 $x, y$ の組を全て求めよ。 (9)...

整数問題因数分解方程式
2025/7/17

3. (1) $x^2 - 9xy + 14y^2$ を因数分解する。 3. (2) $a^2 - ab - 72b^2$ を因数分解する。 3. (3) $49x^2 + 14x + 1$ を因数分...

因数分解多項式
2025/7/17

与えられた2つの行列について、それぞれの固有値と固有ベクトルを求める問題です。 (1) $\begin{pmatrix} 7 & -6 \\ 3 & -2 \end{pmatrix}$ (2) $\b...

線形代数固有値固有ベクトル行列
2025/7/17

与えられた行列について、固有値と固有ベクトルを求めよ。 (1) $A = \begin{pmatrix} 4 & -1 \\ 2 & 1 \end{pmatrix}$ (2) $A = \begin{...

線形代数固有値固有ベクトル行列
2025/7/17

与えられた2つの行列の固有値と固有空間を求めます。 (1) の行列は $\begin{pmatrix} 1 & -1 & -1 \\ -2 & 0 & 1 \\ 2 & 2 & 1 \end{pmat...

線形代数固有値固有空間行列
2025/7/17

与えられた2つの行列について、それぞれの固有値と固有空間を求める問題です。 (1) の行列は $A = \begin{pmatrix} 1 & -1 & -1 \\ -2 & 0 & 1 \\ 2 &...

固有値固有ベクトル線形代数行列
2025/7/17

与えられた連立方程式 $ \begin{cases} 3x + 2y = 21 \\ x + y = 8 \end{cases} $ の解 $x$ と $y$ を求める問題です。

連立方程式加減法代入法
2025/7/17

$x$ についての1次方程式 $ax - 3(a-2)x = 8 - 4x$ の解が $x = -2$ のとき、$a$ の値を求めよ。

一次方程式解の代入方程式の解法文字式の計算
2025/7/17