初項から第n項までの和 $S_n$ が $S_n = 2^n + n - 1$ で表される数列の初項と一般項を求める問題です。

代数学数列一般項初項漸化式
2025/7/15

1. 問題の内容

初項から第n項までの和 SnS_nSn=2n+n1S_n = 2^n + n - 1 で表される数列の初項と一般項を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、初項 a1a_1 を求めます。S1S_1 は初項に等しいので、n=1n=1SnS_n の式に代入します。
a1=S1=21+11=2a_1 = S_1 = 2^1 + 1 - 1 = 2
次に、一般項 ana_n を求めます。n2n \ge 2 のとき、an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1} が成り立ちます。
Sn=2n+n1S_n = 2^n + n - 1
Sn1=2n1+(n1)1=2n1+n2S_{n-1} = 2^{n-1} + (n-1) - 1 = 2^{n-1} + n - 2
したがって、ana_n
an=SnSn1=(2n+n1)(2n1+n2)=2n2n1+1=2n1(21)+1=2n1+1a_n = S_n - S_{n-1} = (2^n + n - 1) - (2^{n-1} + n - 2) = 2^n - 2^{n-1} + 1 = 2^{n-1}(2 - 1) + 1 = 2^{n-1} + 1
n=1n=1 のとき、a1=211+1=20+1=1+1=2a_1 = 2^{1-1} + 1 = 2^0 + 1 = 1 + 1 = 2 となり、これは最初に求めた a1a_1 の値と一致します。
したがって、一般項は an=2n1+1a_n = 2^{n-1} + 1 で表されます。

3. 最終的な答え

初項: a1=2a_1 = 2
一般項: an=2n1+1a_n = 2^{n-1} + 1

「代数学」の関連問題

3次方程式 $x^3 - 12x - a = 0$ が異なる3つの実数解を持つような定数 $a$ の値の範囲と、異なる2つの負の解と1つの正の解を持つような定数 $a$ の値の範囲を求めます。

三次方程式実数解微分極値
2025/7/17

平面の標準基底 $\{e_1, e_2\}$ に関して、一次変換 $f$ が $f(2e_1 + 3e_2) = 10e_1 + 9e_2$、 $f(-3e_1 - 5e_2) = -14e_1 - ...

線形代数一次変換表現行列固有値固有ベクトル
2025/7/17

問題は $\sqrt{10 - \sqrt{5}}$ の値を求めることです。

根号二重根号式の計算平方根
2025/7/17

方程式 $(\log_2 x)^2 + 2\log_2 x - 8 = 0$ を解く問題です。

対数方程式二次方程式解の公式対数関数
2025/7/17

(i) $a < b$ のとき、$-\frac{1}{2}a + 4$ と $-\frac{1}{2}b + 1$ の大小関係を不等号で表す。 (ii) 不等式 $-3x + 2 \geq \frac...

不等式一次不等式大小関係
2025/7/17

(7) $xy - 2x + 3y - 1 = 0$ を満たす整数 $x, y$ の組を全て求めよ。 (8) $x^2 - y^2 = 24$ を満たす自然数 $x, y$ の組を全て求めよ。 (9)...

整数問題因数分解方程式
2025/7/17

3. (1) $x^2 - 9xy + 14y^2$ を因数分解する。 3. (2) $a^2 - ab - 72b^2$ を因数分解する。 3. (3) $49x^2 + 14x + 1$ を因数分...

因数分解多項式
2025/7/17

与えられた2つの行列について、それぞれの固有値と固有ベクトルを求める問題です。 (1) $\begin{pmatrix} 7 & -6 \\ 3 & -2 \end{pmatrix}$ (2) $\b...

線形代数固有値固有ベクトル行列
2025/7/17

与えられた行列について、固有値と固有ベクトルを求めよ。 (1) $A = \begin{pmatrix} 4 & -1 \\ 2 & 1 \end{pmatrix}$ (2) $A = \begin{...

線形代数固有値固有ベクトル行列
2025/7/17

与えられた2つの行列の固有値と固有空間を求めます。 (1) の行列は $\begin{pmatrix} 1 & -1 & -1 \\ -2 & 0 & 1 \\ 2 & 2 & 1 \end{pmat...

線形代数固有値固有空間行列
2025/7/17