初速度 $v_0$、仰角 $\theta$ で物体を投げ上げたとき、最高点に達する時刻 $t$ とその高さ $h$ を求める問題です。重力加速度の大きさを $g$ とします。

解析学物理力学運動等加速度運動三角関数初速度仰角最高点重力加速度
2025/3/10

1. 問題の内容

初速度 v0v_0、仰角 θ\theta で物体を投げ上げたとき、最高点に達する時刻 tt とその高さ hh を求める問題です。重力加速度の大きさを gg とします。

2. 解き方の手順

(1) 最高点に達する時刻 tt を求める。
鉛直方向の初速度成分は v0sinθv_0 \sin{\theta} です。最高点では鉛直方向の速度が0になるので、等加速度運動の公式 v=v0+atv = v_0 + at を用いると、
0=v0sinθgt0 = v_0 \sin{\theta} - gt
となります。これを tt について解くと、
t=v0sinθgt = \frac{v_0 \sin{\theta}}{g}
となります。
(2) 最高点の高さ hh を求める。
等加速度運動の公式 v2v02=2axv^2 - v_0^2 = 2ax を用いると、鉛直方向について、
02(v0sinθ)2=2(g)h0^2 - (v_0 \sin{\theta})^2 = 2(-g)h
となります。これを hh について解くと、
h=v02sin2θ2gh = \frac{v_0^2 \sin^2{\theta}}{2g}
となります。

3. 最終的な答え

(1) t=v0sinθgt = \frac{v_0 \sin{\theta}}{g}
(2) h=v02sin2θ2gh = \frac{v_0^2 \sin^2{\theta}}{2g}

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