与えられた数列が群に分けられており、第 $n$ 群に入るすべての数の和 $S$ を求める問題です。数列は $1, 3, 5, 7, 9, 11, (13, 15, 17, 19, 21, 23), 25, ...$ のように続いています。第1群は $(1, 3)$、第2群は $(5, 7, 9, 11)$、第3群は $(13, 15, 17, 19, 21, 23)$ のように分けられています。

代数学数列等差数列群数列等差数列の和級数
2025/7/15

1. 問題の内容

与えられた数列が群に分けられており、第 nn 群に入るすべての数の和 SS を求める問題です。数列は 1,3,5,7,9,11,(13,15,17,19,21,23),25,...1, 3, 5, 7, 9, 11, (13, 15, 17, 19, 21, 23), 25, ... のように続いています。第1群は (1,3)(1, 3)、第2群は (5,7,9,11)(5, 7, 9, 11)、第3群は (13,15,17,19,21,23)(13, 15, 17, 19, 21, 23) のように分けられています。

2. 解き方の手順

数列全体は奇数の列であり、初項1、公差2の等差数列です。第nn群には2n2n個の項が含まれます。第nn群の最初の項を求めます。
まず、第 nn 群の直前の群までの項数を考えます。これは、第1群から第(n1)(n-1)群までの項数の合計です。
2(1+2++(n1))=2(n1)n2=n(n1)=n2n2(1 + 2 + \dots + (n-1)) = 2 \cdot \frac{(n-1)n}{2} = n(n-1) = n^2 - n
数列全体の第kk項は、2k12k-1で表されます。よって、第nn群の最初の項は、数列全体の第(n2n+1)(n^2-n+1)番目の項です。したがって、第nn群の最初の項 aa は、
a=2(n2n+1)1=2n22n+21=2n22n+1a = 2(n^2 - n + 1) - 1 = 2n^2 - 2n + 2 - 1 = 2n^2 - 2n + 1
nn群には 2n2n 個の項が含まれるので、第nn群の最後の項は、数列全体の第(n2n+2n)(n^2-n+2n)番目、つまり第(n2+n)(n^2+n)番目の項です。したがって、第nn群の最後の項 ll は、
l=2(n2+n)1=2n2+2n1l = 2(n^2 + n) - 1 = 2n^2 + 2n - 1
nn群の項の和 SS は、等差数列の和の公式を用いて求められます。
S=項数2(最初の項+最後の項)=2n2(a+l)S = \frac{\text{項数}}{2} (\text{最初の項} + \text{最後の項}) = \frac{2n}{2} (a + l)
S=n(2n22n+1+2n2+2n1)=n(4n2)=4n3S = n (2n^2 - 2n + 1 + 2n^2 + 2n - 1) = n (4n^2) = 4n^3

3. 最終的な答え

nn 群に入るすべての数の和 SS は、
S=4n3S = 4n^3

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