**問題2**
X は 1, 2, 3 の値を取り、それぞれの確率が 3/8, 2/8, 3/8 です。 (1) X の期待値 E(X) を求めます。 期待値は、各値にその確率を掛けて足し合わせたものです。
E(X)=1⋅83+2⋅82+3⋅83=83+84+89=816=2 (2) X の分散 V(X) を求めます。 分散は、E(X2)−(E(X))2 で計算できます。 まず、E(X2) を求めます。 E(X2)=12⋅83+22⋅82+32⋅83=83+88+827=838=419 したがって、V(X)=E(X2)−(E(X))2=419−22=419−4=419−416=43 (3) X の標準偏差 σ(X) を求めます。 標準偏差は、分散の平方根です。
σ(X)=V(X)=43=23 **問題3**
確率変数 X に対して、確率変数 Y=2X−1 と定めます。 (1) Y の期待値 E(Y) を求めます。 E(Y)=E(2X−1)=2E(X)−1=2⋅2−1=4−1=3 (2) Y の分散 V(Y) を求めます。 V(Y)=V(2X−1)=22V(X)=4⋅43=3 (3) Y の標準偏差 σ(Y) を求めます。 σ(Y)=V(Y)=3 **問題5**
確率変数 X が二項分布 B(8,61) に従うとき、次の値を求めます。 (1) X の期待値 E(X) を求めます。 E(X)=8⋅61=68=34 (2) X の標準偏差 σ(X) を求めます。 二項分布の標準偏差は np(1−p) です。 σ(X)=8⋅61⋅65=3640=910=310 **問題6**
母平均 80, 母標準偏差 10 の母集団から、大きさ 100 の無作為標本を復元抽出するとき、次の値を求めます。
(1) 標本平均の期待値 E(Xˉ) を求めます。 標本平均の期待値は母平均に等しいです。
E(Xˉ)=80 (2) 標本平均の標準偏差 σ(Xˉ) を求めます。 標本平均の標準偏差は nσ です。 σ(Xˉ)=10010=1010=1