関数 $y = -\frac{8}{x}$ のグラフに関する以下の2つの問題に答えます。 (1) グラフ上の点で、$x$座標と$y$座標がともに整数となる点は全部で何個あるか。 (2) グラフ上に点Pをとる。三角形OAPの面積が8であるとき、点Pの座標をすべて求めよ。ただし、点Aは$y$軸上の点で、その$y$座標は-8である。
2025/7/15
1. 問題の内容
関数 のグラフに関する以下の2つの問題に答えます。
(1) グラフ上の点で、座標と座標がともに整数となる点は全部で何個あるか。
(2) グラフ上に点Pをとる。三角形OAPの面積が8であるとき、点Pの座標をすべて求めよ。ただし、点Aは軸上の点で、その座標は-8である。
2. 解き方の手順
(1) 座標と座標がともに整数となる点を求める。
より、が8の約数のとき、は整数となる。
8の約数は、1, 2, 4, 8である。また、負の約数も含むので、-1, -2, -4, -8も含まれる。
したがって、の候補は、1, 2, 4, 8, -1, -2, -4, -8である。それぞれのに対応するの値を計算する。
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、
のとき、
よって、条件を満たす点は(1, -8), (2, -4), (4, -2), (8, -1), (-1, 8), (-2, 4), (-4, 2), (-8, 1)の8個である。
(2) 三角形OAPの面積が8となる点Pの座標を求める。
点Aの座標は(0, -8)である。点Pの座標をとする。
三角形OAPの面積は、で計算できる。
なので、三角形OAPの面積はとなる。
面積が8であることから、となる。
なので、またはである。
のとき、
のとき、
したがって、点Pの座標は(2, -4)または(-2, 4)である。
3. 最終的な答え
(1) 8個
(2) (2, -4), (-2, 4)