直角三角形ABCにおいて、点Pが点Aを出発し、辺AB上をBまで、その後辺BC上をCまで秒速1cmで移動する。点PがAを出発してからx秒後の三角形APCの面積をy $cm^2$とする。 (1) 点PがAを出発してから3秒後のyの値を求める。 (2) 点Pが辺AB上を動くときのxとyの関係を表すグラフを選択肢から選ぶ。 (3) 点Pが辺BC上を動くときのxの変域を求める。

幾何学直角三角形面積移動グラフ方程式
2025/7/15

1. 問題の内容

直角三角形ABCにおいて、点Pが点Aを出発し、辺AB上をBまで、その後辺BC上をCまで秒速1cmで移動する。点PがAを出発してからx秒後の三角形APCの面積をy cm2cm^2とする。
(1) 点PがAを出発してから3秒後のyの値を求める。
(2) 点Pが辺AB上を動くときのxとyの関係を表すグラフを選択肢から選ぶ。
(3) 点Pが辺BC上を動くときのxの変域を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点PがAを出発してから3秒後、Pは辺AB上にあり、APの長さは3cmである。
三角形APCの面積yは、y=12×AP×AC×sinAy = \frac{1}{2} \times AP \times AC \times \sin Aで計算できる。
三角形ABCにおいて、AB=10AB = 10cm, BC=4BC = 4cmである。AC=AB2+BC2=102+42=100+16=116=229AC = \sqrt{AB^2 + BC^2} = \sqrt{10^2 + 4^2} = \sqrt{100+16} = \sqrt{116} = 2\sqrt{29}cmとなる。
sinA=BCAC=4229=229\sin A = \frac{BC}{AC} = \frac{4}{2\sqrt{29}} = \frac{2}{\sqrt{29}}
y=12×3×4=6y = \frac{1}{2} \times 3 \times 4 = 6
(2) 点Pが辺AB上を動くとき、xは0から10まで変化する。
AP = xなので、三角形APCの面積は、底辺AC、高さが点PからACへの垂線の長さとなる。
点BからACへの垂線の長さをhとすると、12×10×4=12×116×h \frac{1}{2} \times 10 \times 4 = \frac{1}{2} \times \sqrt{116} \times h より、 h=40116=40229=2029 h = \frac{40}{\sqrt{116}} = \frac{40}{2\sqrt{29}} = \frac{20}{\sqrt{29}}
三角形APCの面積y=12×x×BC=12×x×4=2x y = \frac{1}{2} \times x \times BC = \frac{1}{2} \times x \times 4 = 2x
xが0から10まで増加するにつれて、yも0から20まで増加するので、グラフは原点を通る直線となる。
よって、グラフは選択肢の③である。
(3) 点Pが辺BC上を動くとき、点PがBに到着するまでに10秒かかる。
点PがCに到着するまでに10 + 4 = 14秒かかる。
したがって、xの変域は 10x1410 \leq x \leq 14である。

3. 最終的な答え

(1) 6
(2) 3
(3) 10x1410 \leq x \leq 14

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