2つのサイコロを同時に投げるとき、以下の確率を求めます。 (1) 少なくとも1つは2の目が出る確率 (2) 異なる目が出る確率

確率論・統計学確率サイコロ確率計算事象
2025/7/16

1. 問題の内容

2つのサイコロを同時に投げるとき、以下の確率を求めます。
(1) 少なくとも1つは2の目が出る確率
(2) 異なる目が出る確率

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも1つは2の目が出る確率
全事象は、2つのサイコロの目の出方の組み合わせなので、6×6=366 \times 6 = 36通りです。
少なくとも1つが2の目が出る事象を考えます。これは、
* 1つ目のサイコロが2で、2つ目のサイコロが2以外の目 (1,3,4,5,61, 3, 4, 5, 6)
* 1つ目のサイコロが2以外の目 (1,3,4,5,61, 3, 4, 5, 6) で、2つ目のサイコロが2
* 両方のサイコロが2
の場合を含みます。
1つ目のサイコロが2で、2つ目のサイコロが2以外の目は5通り
1つ目のサイコロが2以外の目で、2つ目のサイコロが2は5通り
両方のサイコロが2なのは1通り
ただし、1つ目のサイコロが2で、2つ目のサイコロが2のケースと、1つ目のサイコロが2以外の目で、2つ目のサイコロが2のケースで重複が発生してしまうので、両方のサイコロが2の場合を考慮する必要があります。
少なくとも1つが2の目である場合の数は 5+5+1=115 + 5 + 1 = 11 通りです。
したがって、求める確率は 1136\frac{11}{36}です。
(2) 異なる目が出る確率
全事象は同様に6×6=366 \times 6 = 36通りです。
異なる目が出る確率を直接計算しても良いですが、同じ目が出る確率を求めて、1から引く方が簡単です。
同じ目が出る組み合わせは、(1,1), (2,2), (3,3), (4,4), (5,5), (6,6) の6通りです。
したがって、同じ目が出る確率は 636=16\frac{6}{36} = \frac{1}{6}です。
異なる目が出る確率は 116=56=30361 - \frac{1}{6} = \frac{5}{6} = \frac{30}{36}です。

3. 最終的な答え

(1) 1136\frac{11}{36}
(2) 56\frac{5}{6}

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