喫煙の有無とある病気の罹患歴の有無に関するアンケートデータが集計された表が与えられています。この表から、喫煙することによって病気罹患のリスクがどれくらい増えるか、リスク比を小数点以下第2位まで計算する必要があります。

確率論・統計学リスク比確率統計
2025/7/16

1. 問題の内容

喫煙の有無とある病気の罹患歴の有無に関するアンケートデータが集計された表が与えられています。この表から、喫煙することによって病気罹患のリスクがどれくらい増えるか、リスク比を小数点以下第2位まで計算する必要があります。

2. 解き方の手順

まず、与えられた表から以下の情報を読み取ります。
* 喫煙しており、病気罹患歴がある人の数: 13
* 喫煙しておらず、病気罹患歴がある人の数: 18
* 喫煙しており、病気罹患歴がない人の数: 29
* 喫煙しておらず、病気罹患歴がない人の数: 17
次に、以下の確率を計算します。
* 喫煙者が病気になる確率 = 喫煙しており、病気罹患歴がある人の数 / (喫煙しており、病気罹患歴がある人の数 + 喫煙しており、病気罹患歴がない人の数)
* 非喫煙者が病気になる確率 = 喫煙しておらず、病気罹患歴がある人の数 / (喫煙しておらず、病気罹患歴がある人の数 + 喫煙しておらず、病気罹患歴がない人の数)
リスク比は、喫煙者が病気になる確率を非喫煙者が病気になる確率で割ったものです。
計算:
喫煙者が病気になる確率 = 13/(13+29)=13/420.309513 / (13 + 29) = 13 / 42 \approx 0.3095
非喫煙者が病気になる確率 = 18/(18+17)=18/350.514318 / (18 + 17) = 18 / 35 \approx 0.5143
リスク比 = (喫煙者が病気になる確率) / (非喫煙者が病気になる確率)
リスク比 = (13/42)/(18/35)=(13/42)(35/18)=(1335)/(4218)=455/7560.602(13/42) / (18/35) = (13/42) * (35/18) = (13 * 35) / (42 * 18) = 455 / 756 \approx 0.602

3. 最終的な答え

0. 60

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