$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が無理数であることを背理法で証明する問題です。$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が有理数であると仮定し、矛盾を導くことによって証明します。空欄を埋める必要があります。

数論無理数背理法平方根
2025/7/16

1. 問題の内容

3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} が無理数であることを背理法で証明する問題です。3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} が有理数であると仮定し、矛盾を導くことによって証明します。空欄を埋める必要があります。

2. 解き方の手順

まず、3+5=a\sqrt{3} + \sqrt{5} = a とおきます。ここで、aa は有理数です。
この両辺を2乗すると、
(3+5)2=a2(\sqrt{3} + \sqrt{5})^2 = a^2
3+235+5=a23 + 2\sqrt{3}\sqrt{5} + 5 = a^2
8+215=a28 + 2\sqrt{15} = a^2
よって、
215=a282\sqrt{15} = a^2 - 8
15=a282\sqrt{15} = \frac{a^2 - 8}{2}
ここで、aa は有理数なので、a2a^2 も有理数です。したがって、a282\frac{a^2 - 8}{2} も有理数です。
ところが、15\sqrt{15} は無理数であるため、a282=15\frac{a^2 - 8}{2} = \sqrt{15} となることは矛盾です。
したがって、3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} は無理数でなければなりません。

3. 最終的な答え

32-1:有理数
32-2:無理数
したがって、解答は以下のようになります。
aは 有理数 なので a282\frac{a^2-8}{2} も 有理数 となるが、15\sqrt{15} が 無理数 であることに矛盾する。
よって、3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} は 無理数 である。

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