一辺の長さが $a$ である立方体の各面の中心を結んでできる正八面体について、以下の問いに答える問題です。 * 正八面体の一辺の長さを求める。 * 正八面体の体積を求める。 * 辺を共有する2つの面のなす角を $\theta$ とするとき、$\cos \theta$ の値を求める。

幾何学立体図形正八面体立方体体積三平方の定理空間図形角度
2025/7/16

1. 問題の内容

一辺の長さが aa である立方体の各面の中心を結んでできる正八面体について、以下の問いに答える問題です。
* 正八面体の一辺の長さを求める。
* 正八面体の体積を求める。
* 辺を共有する2つの面のなす角を θ\theta とするとき、cosθ\cos \theta の値を求める。

2. 解き方の手順

* **正八面体の一辺の長さを求める:**
立方体の一つの面に着目すると、正八面体の一辺はその面の隣り合う中心を結んだ線になります。この長さは、一辺 aa の正方形の対角線の半分であり、これは一辺の長さが a/2a/2 の正方形の対角線の長さに等しくなります。したがって、正八面体の一辺の長さは、三平方の定理から a/2a/\sqrt{2} となります。
(a/2)2+(a/2)2=a2/4+a2/4=a2/2=a/2 \sqrt{(a/2)^2 + (a/2)^2} = \sqrt{a^2/4 + a^2/4} = \sqrt{a^2/2} = a/\sqrt{2}
* **正八面体の体積を求める:**
正八面体は、正四角錐2つを底面で合わせた形と見ることができます。この四角錐の底面は一辺 a/2a/\sqrt{2} の正方形で、高さは a/2a/2 です。
正四角錐の体積は(底面積)×(高さ)×(1/3)で計算できます。
底面積は (a/2)2=a2/2(a/\sqrt{2})^2 = a^2/2
四角錐の体積は (a2/2)×(a/2)×(1/3)=a3/12(a^2/2) \times (a/2) \times (1/3) = a^3/12
正八面体はこの四角錐2つ分なので、体積は 2×(a3/12)=a3/62 \times (a^3/12) = a^3/6 となります。
* **cosθ\cos \theta を求める:**
正八面体の、辺を共有する2つの面のなす角を θ\theta とします。正八面体の一つの頂点に集まる4つの面を考えます。この頂点に集まる面で作られる四面体を考えます。頂点から面への垂線を考え、そのなす角を θ/2\theta / 2 とすると、
cos(θ/2)=22\cos(\theta/2) = \frac{\sqrt{2}}{2} となります。
正八面体の一辺を ll とすると、l=a/2l = a/\sqrt{2} であり、2つの面の中心を結んだ線は、長さ a/2a/2 の線となります。したがって、正八面体の中心から面までの距離は a/2a/2 となります。この長さと、ll を用いてcosθ\theta を計算します。
cosθ=1/3\cos \theta = 1/3

3. 最終的な答え

* 正八面体の一辺の長さ: a/2a/\sqrt{2}
* 正八面体の体積: a3/6a^3/6
* cosθ\cos \theta: 1/31/3

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