$AB = AC$である二等辺三角形$ABC$において、頂点$B, C$から対辺に下ろした垂線と対辺との交点をそれぞれ$D, E$とする。$BD$と$CE$の交点を$F$とするとき、$\triangle FBC$が二等辺三角形であることを証明する。

幾何学二等辺三角形合同証明垂線
2025/7/16

1. 問題の内容

AB=ACAB = ACである二等辺三角形ABCABCにおいて、頂点B,CB, Cから対辺に下ろした垂線と対辺との交点をそれぞれD,ED, Eとする。BDBDCECEの交点をFFとするとき、FBC\triangle FBCが二等辺三角形であることを証明する。

2. 解き方の手順

まず、EBC\triangle EBCDCB\triangle DCBに着目する。
仮定より、BEC=CDB=90\angle BEC = \angle CDB = 90^\circである。
また、BCBCは共通の辺である。
さらに、ABC\triangle ABCは二等辺三角形なので、ABC=ACB\angle ABC = \angle ACBである。
したがって、DCB=EBC\angle DCB = \angle EBCが成り立つ。
以上より、EBC\triangle EBCDCB\triangle DCBは、直角三角形において、斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、合同である。
EBCDCB\triangle EBC \equiv \triangle DCB
合同な図形の対応する角は等しいので、
FCB=FBC\angle FCB = \angle FBC
よって、FBC\triangle FBCにおいて、2角が等しくなるので、FBC\triangle FBCは二等辺三角形である。

3. 最終的な答え

EBCDCB\triangle EBC \equiv \triangle DCBより、FCB=FBC\angle FCB = \angle FBCであるから、FBC\triangle FBCは二等辺三角形である。

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