2次関数 $y = x^2 + 2x - 8$ のグラフをCとする。Cとx軸の交点をA, Bとする。線分AB上に点Pをとり、∠APQ=90°となる点QをC上にとる。点Pの座標を $(t, 0)$ とするとき、APとPQの長さの和 $l$ を $t$ で表し、$l$ が最大となる時の $t$ の値と、そのときの最大値を求める問題。

代数学二次関数グラフ最大値二次方程式座標
2025/7/16

1. 問題の内容

2次関数 y=x2+2x8y = x^2 + 2x - 8 のグラフをCとする。Cとx軸の交点をA, Bとする。線分AB上に点Pをとり、∠APQ=90°となる点QをC上にとる。点Pの座標を (t,0)(t, 0) とするとき、APとPQの長さの和 lltt で表し、ll が最大となる時の tt の値と、そのときの最大値を求める問題。

2. 解き方の手順

まず、A, Bの座標を求める。y=0y=0 とおいて、x2+2x8=0x^2 + 2x - 8 = 0 を解く。
(x+4)(x2)=0(x+4)(x-2) = 0
x=4,2x = -4, 2
したがって、Aの座標は (4,0)(-4, 0)、Bの座標は (2,0)(2, 0) である。
次に、APの長さを求める。Pの座標は (t,0)(t, 0) なので、AP=t(4)=t+4AP = |t - (-4)| = |t+4| となる。点Pは線分AB上にあるので、4t2-4 \le t \le 2 であり、t+40t+4 \ge 0 となるから、AP=t+4AP = t + 4 である。
次に、PQの長さを求める。∠APQ=90°であり、点QはC上にあるので、点Qのx座標は tt である。したがって、点Qの座標は (t,t2+2t8)(t, t^2 + 2t - 8) となる。よって、PQ=t2+2t8PQ = |t^2 + 2t - 8| である。点QはC上にあるので、t2+2t80t^2 + 2t - 8 \le 0 であるから、PQ=(t2+2t8)=t22t+8PQ = -(t^2 + 2t - 8) = -t^2 - 2t + 8 となる。
l=AP+PQ=(t+4)+(t22t+8)=t2t+12l = AP + PQ = (t + 4) + (-t^2 - 2t + 8) = -t^2 - t + 12 となる。
ll が最大になる tt の値を求める。
l=(t2+t)+12=(t+12)2+14+12=(t+12)2+494l = -(t^2 + t) + 12 = -(t + \frac{1}{2})^2 + \frac{1}{4} + 12 = -(t + \frac{1}{2})^2 + \frac{49}{4}
ll は、t=12t = -\frac{1}{2} のとき、最大値 494\frac{49}{4} をとる。
このt=12t = -\frac{1}{2}4t2-4 \le t \le 2 を満たしている。

3. 最終的な答え

Aの座標は (4,0)(-4, 0)、Bの座標は (2,0)(2, 0) である。
l=t2t+12l = -t^2 - t + 12
t=12t = -\frac{1}{2} のとき、最大値 494\frac{49}{4} をとる。

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