(1) $y=x^2$の放物線を、頂点が(1, -2)になるように平行移動した放物線の方程式を求める。 (2) 頂点が(3, 0)であり、点(5, 8)を通る放物線の方程式を求める。 (3) 直線$x=0$を軸とし、2点(1, -1), (-2, 5)を通る放物線の方程式を求める。

代数学二次関数放物線平行移動頂点方程式
2025/7/16

1. 問題の内容

(1) y=x2y=x^2の放物線を、頂点が(1, -2)になるように平行移動した放物線の方程式を求める。
(2) 頂点が(3, 0)であり、点(5, 8)を通る放物線の方程式を求める。
(3) 直線x=0x=0を軸とし、2点(1, -1), (-2, 5)を通る放物線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1)
平行移動を考える。y=x2y=x^2の頂点は(0, 0)。頂点が(1, -2)になるように平行移動するので、xx方向に1、yy方向に-2平行移動する。
したがって、求める放物線の方程式は
y=(x1)22y = (x - 1)^2 - 2
y=x22x+12y = x^2 - 2x + 1 - 2
y=x22x1y = x^2 - 2x - 1
(2)
頂点が(3, 0)であることから、求める放物線の方程式はy=a(x3)2+0y = a(x - 3)^2 + 0と表せる。
これが点(5, 8)を通るので、x=5,y=8x=5, y=8を代入すると、
8=a(53)28 = a(5 - 3)^2
8=a(2)28 = a(2)^2
8=4a8 = 4a
a=2a = 2
したがって、求める放物線の方程式はy=2(x3)2y = 2(x - 3)^2
y=2(x26x+9)y = 2(x^2 - 6x + 9)
y=2x212x+18y = 2x^2 - 12x + 18
(3)
軸がx=0x=0なので、放物線の方程式はy=ax2+cy = ax^2 + cと表せる。
2点(1, -1), (-2, 5)を通るので、それぞれ代入すると
1=a(1)2+c-1 = a(1)^2 + c
5=a(2)2+c5 = a(-2)^2 + c
すなわち
a+c=1a + c = -1
4a+c=54a + c = 5
2式を引き算すると
3a=63a = 6
a=2a = 2
c=1a=12=3c = -1 - a = -1 - 2 = -3
したがって、求める放物線の方程式はy=2x23y = 2x^2 - 3

3. 最終的な答え

(1) y=x22x1y = x^2 - 2x - 1
(2) y=2x212x+18y = 2x^2 - 12x + 18
(3) y=2x23y = 2x^2 - 3

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