7で割ると5余り、13で割ると8余るような3桁の自然数の個数、最大値、最小値を求める問題です。

数論合同算剰余最大公約数最小公倍数一次不定方程式
2025/7/16

1. 問題の内容

7で割ると5余り、13で割ると8余るような3桁の自然数の個数、最大値、最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、7で割ると5余る数は、7k+57k + 5 (kは整数) と表せます。
同様に、13で割ると8余る数は、13l+813l + 8 (lは整数) と表せます。
したがって、7k+5=13l+87k + 5 = 13l + 8となるkとlを見つけます。
7k+5=13l+87k + 5 = 13l + 8
7k=13l+37k = 13l + 3
7k=14ll+37k = 14l - l + 3
7k14l=l+37k - 14l = -l + 3
7(k2l)=l+37(k - 2l) = -l + 3
k2l=l+37k - 2l = \frac{-l + 3}{7}
k=2l+l+37k = 2l + \frac{-l + 3}{7}
l+3-l + 3 が7の倍数になるような最小の ll は、l=3l=3 です。このとき、
k=2(3)+3+37=6k = 2(3) + \frac{-3+3}{7} = 6
よって、7k+5=7(6)+5=477k + 5 = 7(6) + 5 = 47
13l+8=13(3)+8=4713l + 8 = 13(3) + 8 = 47
したがって、求める自然数は、47+7×13×n=47+91n47 + 7 \times 13 \times n = 47 + 91n (nは整数) と表せます。
47+91n47 + 91n が3桁の数である条件を考えます。
10047+91n999100 \le 47 + 91n \le 999
5391n95253 \le 91n \le 952
5391n95291\frac{53}{91} \le n \le \frac{952}{91}
0.58n10.460.58 \le n \le 10.46
したがって、nn は 1 から 10 までの整数です。
nn の個数は 1010 個です。
最小の3桁の自然数は、47+91(1)=13847 + 91(1) = 138 です。
最大の3桁の自然数は、47+91(10)=95747 + 91(10) = 957 です。

3. 最終的な答え

ア: 10
イ: 957
ウ: 138

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