n2+60 が自然数であるとき、n2+60 はある自然数の2乗になります。そこで、n2+60=m2 (m は自然数) とおきます。 すると、m2−n2=60 となり、これは (m+n)(m−n)=60 と因数分解できます。 m と n は自然数なので、m+n と m−n も整数です。さらに、m+n>0 であるから、m−n>0 でもあります。また、m+n>m−n であることにも注意します。 (1, 60), (2, 30), (3, 20), (4, 15), (5, 12), (6, 10) があります。
それぞれの組について、
m+n と m−n の連立方程式を解きます。 (i) m+n=60,m−n=1 のとき、 2m=61 となるので、m=261。m が整数ではないので不適。 (ii) m+n=30,m−n=2 のとき、 2m=32 となるので、m=16。n=14。 (iii) m+n=20,m−n=3 のとき、 2m=23 となるので、m=223。m が整数ではないので不適。 (iv) m+n=15,m−n=4 のとき、 2m=19 となるので、m=219。m が整数ではないので不適。 (v) m+n=12,m−n=5 のとき、 2m=17 となるので、m=217。m が整数ではないので不適。 (vi) m+n=10,m−n=6 のとき、 2m=16 となるので、m=8。n=2。 したがって、n は 2 と 14 となります。