(1) ユークリッドの互除法を用いて 1183 と 2821 の最大公約数を求める。
2821=1183×2+455 1183=455×2+273 455=273×1+182 273=182×1+91 182=91×2+0 したがって、1183 と 2821 の最大公約数は 91 である。
(2) 拡張ユークリッドの互除法を用いて 8x+11y=1 を満たす整数解を求める。 まず、ユークリッドの互除法で 8 と 11 の最大公約数を求める。
11=8×1+3 8=3×2+2 3=2×1+1 2=1×2+0 よって、8 と 11 の最大公約数は 1 である。
次に、これらの式を逆順にたどる。
1=3−2×1 2=8−3×2 を代入して、 1=3−(8−3×2)×1=3−8+3×2=3×3−8 3=11−8×1 を代入して、 1=(11−8×1)×3−8=11×3−8×3−8=11×3−8×4 よって、8×(−4)+11×3=1 となる。 したがって、x=−4,y=3 が 8x+11y=1 を満たす整数の組の一つである。