2つの直線 $l_1$ と $l_2$ が垂直であるとき、定数 $k$ の値を求める問題です。 直線 $l_1$ は $\frac{x-2}{4} = \frac{y-4}{6} = \frac{z+1}{3}$ で表され、直線 $l_2$ は $x = 1-3t$, $y = 5+kt$, $z = -3 + (2k^2+1)t$ ($t$ は実数) で表されます。

幾何学空間ベクトル直線垂直方向ベクトル内積二次方程式
2025/7/16

1. 問題の内容

2つの直線 l1l_1l2l_2 が垂直であるとき、定数 kk の値を求める問題です。
直線 l1l_1x24=y46=z+13\frac{x-2}{4} = \frac{y-4}{6} = \frac{z+1}{3} で表され、直線 l2l_2x=13tx = 1-3t, y=5+kty = 5+kt, z=3+(2k2+1)tz = -3 + (2k^2+1)t (tt は実数) で表されます。

2. 解き方の手順

直線 l1l_1 の方向ベクトルは v1=(4,6,3)\vec{v_1} = (4, 6, 3) です。
直線 l2l_2 の方向ベクトルは v2=(3,k,2k2+1)\vec{v_2} = (-3, k, 2k^2+1) です。
2つの直線が垂直であるためには、それぞれの方向ベクトルの内積が0でなければなりません。つまり、v1v2=0\vec{v_1} \cdot \vec{v_2} = 0 です。
内積を計算すると、
4(3)+6k+3(2k2+1)=04 \cdot (-3) + 6 \cdot k + 3 \cdot (2k^2+1) = 0
12+6k+6k2+3=0-12 + 6k + 6k^2 + 3 = 0
6k2+6k9=06k^2 + 6k - 9 = 0
2k2+2k3=02k^2 + 2k - 3 = 0
この2次方程式を解きます。解の公式を用いると、
k=b±b24ac2a=2±2242(3)22=2±4+244=2±284=2±274=1±72k = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} = \frac{-2 \pm \sqrt{2^2 - 4 \cdot 2 \cdot (-3)}}{2 \cdot 2} = \frac{-2 \pm \sqrt{4 + 24}}{4} = \frac{-2 \pm \sqrt{28}}{4} = \frac{-2 \pm 2\sqrt{7}}{4} = \frac{-1 \pm \sqrt{7}}{2}

3. 最終的な答え

k=1±72k = \frac{-1 \pm \sqrt{7}}{2}

「幾何学」の関連問題

座標平面において、円 $(x-2)^2 + (y-3)^2 = 25$ 上に中心があり、$x$軸と$y$軸の両方に接する円のうち、半径が最大となるものを求めよ。

座標平面方程式最大半径
2025/7/16

点Oを中心とする半径1の円に内接する$\triangle ABC$があり、$\overrightarrow{OA} + \sqrt{3} \overrightarrow{OB} + 2\overrig...

ベクトル内積三角比面積
2025/7/16

直線 $l: y = \frac{1}{3}x + 5$, 直線 $m: y = 2x$, 直線 $n: y = -\frac{1}{3}x$ がある。直線 $l$ と直線 $m$ の交点をA, 直線...

座標平面直線交点三角形の面積
2025/7/16

正八角形の3つの頂点を結んで三角形を作る。 (1) 正八角形と1辺だけを共有する三角形の個数を求める。 (2) 正八角形と辺を共有しない三角形の個数を求める。

多角形組み合わせ三角形図形
2025/7/16

与えられた3つの不等式の表す領域をそれぞれ図示する問題です。 (1) $x^2 + y^2 + 2x \ge 0$ (2) $x^2 + y^2 + 6x - 8y > 0$ (3) $x^2 + y...

不等式領域
2025/7/16

正五角形を碁石で作り、(1)1辺に6個の碁石を並べたときに必要な碁石の総数を求め、(2)1辺に$n$個の碁石を並べたときに必要な碁石の総数を$n$の式で表し、その求め方を説明する。

正五角形図形規則性
2025/7/16

直角三角形XYZがあり、∠XYZ = 90°である。点Aは辺XY上をXからYへ、点Bは辺YZ上をYからZへ進む。点Aの速度は毎秒1cm、点Bの速度は毎秒3cmである。XY = 20cm、YZ = 30...

三平方の定理距離最小値直角三角形速度
2025/7/16

円に内接する四角形と、円の接線に関する問題です。$∠C = 78°$、接線ATと弦ABのなす角が$35°$であるとき、$∠x$の大きさを求めます。

四角形接線角度
2025/7/16

点Pから円に2本の直線を引き、それぞれ点A, Bと点C, Dで交わらせています。PA = 5, AB = 6, OD = OC = 4 (円の半径)であるとき、PC = xの値を求めよ。

方べきの定理二次方程式
2025/7/16

鉄塔の先端の真下から水平に20m離れた地点から鉄塔の先端を見上げたところ、水平面とのなす角が40°でした。目の高さを1.6mとして、鉄塔の高さを求めます。ただし、小数第2位を四捨五入します。

三角比tan高さ角度
2025/7/16