$x$ の方程式 $4^x + a \cdot 2^{x+2} + 3a + 1 = 0$ が異なる2つの実数解を持つような定数 $a$ の範囲を求める。ただし、$2^x = t$ とおく。

代数学二次方程式指数関数判別式解の範囲不等式
2025/7/16

1. 問題の内容

xx の方程式 4x+a2x+2+3a+1=04^x + a \cdot 2^{x+2} + 3a + 1 = 0 が異なる2つの実数解を持つような定数 aa の範囲を求める。ただし、2x=t2^x = t とおく。

2. 解き方の手順

まず、2x=t2^x = t とおくと、t>0t > 0 となる。
与えられた方程式は、
4x+a2x+2+3a+1=(2x)2+a222x+3a+1=t2+4at+3a+1=04^x + a \cdot 2^{x+2} + 3a + 1 = (2^x)^2 + a \cdot 2^2 \cdot 2^x + 3a + 1 = t^2 + 4at + 3a + 1 = 0
となる。
xx の方程式が異なる2つの実数解を持つためには、tt の方程式が異なる2つの正の実数解を持たなければならない。なぜなら、t=2xt = 2^x より、t>0t > 0 であり、xx が実数ならば tt も実数である。また、xx の値が異なれば、tt の値も異なる。
したがって、tt に関する2次方程式 t2+4at+3a+1=0t^2 + 4at + 3a + 1 = 0 が異なる2つの正の解を持つための条件を考える。
f(t)=t2+4at+3a+1f(t) = t^2 + 4at + 3a + 1 とおく。

1. 判別式 $D > 0$

D=(4a)24(3a+1)=16a212a4=4(4a23a1)>0D = (4a)^2 - 4(3a+1) = 16a^2 - 12a - 4 = 4(4a^2 - 3a - 1) > 0
4a23a1>04a^2 - 3a - 1 > 0
(4a+1)(a1)>0(4a + 1)(a - 1) > 0
a<14a < -\frac{1}{4} または a>1a > 1

2. 軸の位置 $> 0$

t=4a2=2a>0t = -\frac{4a}{2} = -2a > 0 より、a<0a < 0

3. $f(0) > 0$

f(0)=3a+1>0f(0) = 3a + 1 > 0 より、a>13a > -\frac{1}{3}
上記の3つの条件をすべて満たす aa の範囲を求める。
a<14a < -\frac{1}{4} または a>1a > 1 かつ a<0a < 0 かつ a>13a > -\frac{1}{3}
よって、13<a<14 -\frac{1}{3} < a < -\frac{1}{4}
ア = 0
イ = 4
ウ = 3
エオ = -1
カ = 3
キク = -1
ケ = 4

3. 最終的な答え

t>0t > 0
異なる2つの正の解
13<a<14-\frac{1}{3} < a < -\frac{1}{4}

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