次の(ア)~(ク)のうち、$y$ が $x$ の 2 乗に比例するものを選び、その比例定数を求める。 (ア) 1 辺 $x$ cm の正方形の面積を $y$ cm$^2$ とする。 (イ) 1 辺 $x$ cm の正方形の周の長さを $y$ cm とする。 (ウ) 1 辺 $x$ cm の立方体の体積を $y$ cm$^3$ とする。 (エ) 1 辺 $x$ cm の立方体の表面積を $y$ cm$^2$ とする。 (オ) 1 辺 $x$ cm の正三角形の面積を $y$ cm$^2$ とする。 (カ) 半径 $x$ cm, 中心角 60°のおうぎ形の面積を $y$ cm$^2$ とする。 (キ) 底面の半径 $x$ cm, 体積 314 cm$^3$ の円すいの高さを $y$ cm とする。 (ク) 底面の半径 $x$ cm, 高さ 10 cm の円柱の体積を $y$ cm$^3$ とする。

代数学比例関数2次関数面積体積
2025/7/16

1. 問題の内容

次の(ア)~(ク)のうち、yyxx の 2 乗に比例するものを選び、その比例定数を求める。
(ア) 1 辺 xx cm の正方形の面積を yy cm2^2 とする。
(イ) 1 辺 xx cm の正方形の周の長さを yy cm とする。
(ウ) 1 辺 xx cm の立方体の体積を yy cm3^3 とする。
(エ) 1 辺 xx cm の立方体の表面積を yy cm2^2 とする。
(オ) 1 辺 xx cm の正三角形の面積を yy cm2^2 とする。
(カ) 半径 xx cm, 中心角 60°のおうぎ形の面積を yy cm2^2 とする。
(キ) 底面の半径 xx cm, 体積 314 cm3^3 の円すいの高さを yy cm とする。
(ク) 底面の半径 xx cm, 高さ 10 cm の円柱の体積を yy cm3^3 とする。

2. 解き方の手順

yyxx の 2 乗に比例するとは、y=ax2y = ax^2 (a は比例定数) の形で表せることを意味します。各選択肢について、yyxx の式で表し、y=ax2y = ax^2 の形になるか確認します。
(ア) 正方形の面積: y=x2y = x^2。これは y=ax2y = ax^2 の形 (a=1a=1) なので、xx の2乗に比例する。
(イ) 正方形の周の長さ: y=4xy = 4x。これは xx の 1 乗に比例。
(ウ) 立方体の体積: y=x3y = x^3。これは xx の 3 乗に比例。
(エ) 立方体の表面積: y=6x2y = 6x^2。これは y=ax2y = ax^2 の形 (a=6a=6) なので、xx の2乗に比例する。
(オ) 正三角形の面積: y=34x2y = \frac{\sqrt{3}}{4}x^2。これは y=ax2y = ax^2 の形 (a=34a = \frac{\sqrt{3}}{4}) なので、xx の2乗に比例する。
(カ) 扇形の面積: y=πx2×60360=π6x2y = \pi x^2 \times \frac{60}{360} = \frac{\pi}{6}x^2。これは y=ax2y = ax^2 の形 (a=π6a = \frac{\pi}{6}) なので、xx の2乗に比例する。
(キ) 円すいの高さ: 体積が 314 cm3^3 より 314=13πx2y314 = \frac{1}{3} \pi x^2 y。 よって、y=3×314πx2=942πx2y = \frac{3 \times 314}{\pi x^2} = \frac{942}{\pi x^2}。これは xx の2乗に反比例。
(ク) 円柱の体積: y=πx2×10=10πx2y = \pi x^2 \times 10 = 10\pi x^2。これは y=ax2y = ax^2 の形 (a=10πa=10\pi) なので、xx の2乗に比例する。
したがって、yyxx の 2 乗に比例するものは (ア)、(エ)、(オ)、(カ)、(ク) です。それぞれの比例定数は以下の通りです。
(ア) y=x2y = x^2 なので、a=1a = 1
(エ) y=6x2y = 6x^2 なので、a=6a = 6
(オ) y=34x2y = \frac{\sqrt{3}}{4}x^2 なので、a=34a = \frac{\sqrt{3}}{4}
(カ) y=π6x2y = \frac{\pi}{6}x^2 なので、a=π6a = \frac{\pi}{6}
(ク) y=10πx2y = 10\pi x^2 なので、a=10πa = 10\pi

3. 最終的な答え

(ア) 比例定数: 1
(エ) 比例定数: 6
(オ) 比例定数: 34\frac{\sqrt{3}}{4}
(カ) 比例定数: π6\frac{\pi}{6}
(ク) 比例定数: 10π10\pi

「代数学」の関連問題

与えられた式を計算し、簡略化する問題です。式は次の通りです。 $-\frac{x-2}{6} - \frac{3x-4}{4}$

式の計算分数通分文字式
2025/7/17

与えられた数式 $\frac{x-2}{6} - \frac{3x-4}{4}$ を計算し、最も簡単な形で表現します。

分数式式の計算代数
2025/7/17

与えられた式 $3(x-y) + 6(y-x)$ を簡略化します。

式の簡略化展開同類項代数
2025/7/17

$(2\sqrt{3}+\sqrt{5})^2$ を計算し、選択肢の中から正しいものを選ぶ。正しいものがなければ、選択肢5を選ぶ。

平方根展開計算
2025/7/17

与えられた3次式 $x^3 - 7x + 6$ を因数分解し、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。正しいものが選択肢にない場合は、5を選ぶ必要があります。

因数分解3次式因数定理多項式
2025/7/17

$(x+4)^4$ の展開式における $x^3$ の係数を求める問題です。

二項定理展開多項式
2025/7/17

関数 $y = 2^x$ のグラフを、$x$ 軸方向に $-1$、$y$ 軸方向に $4$ 平行移動させたグラフの式を求める問題です。

指数関数グラフの平行移動関数の変形
2025/7/17

$\sum_{k=1}^{n} \frac{2}{15^k}$ の値を求め、選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。

数列等比数列級数
2025/7/17

実数 $a, b$ について、$ab > 0$ のとき、以下の不等式の中から正しいものを選ぶ。 ① $a > b \Rightarrow a^2 < b^2$ ② $a > b \Rightarrow...

不等式実数大小関係数式の変形
2025/7/17

$a = -\frac{2}{3}$、$b=7$ のとき、$\frac{4a-b+1}{2} - \frac{5a-4b-2}{4}$ の値を求める。

式の計算分数代入
2025/7/17