与えられた3つの極限値を求める問題です。 (1) $\lim_{x \to 2} (3x+2)$ (2) $\lim_{h \to 0} (5-4h+h^2)$ (3) $\lim_{h \to 0} \frac{-4h+h^2}{h}$

解析学極限関数の極限lim
2025/7/16

1. 問題の内容

与えられた3つの極限値を求める問題です。
(1) limx2(3x+2)\lim_{x \to 2} (3x+2)
(2) limh0(54h+h2)\lim_{h \to 0} (5-4h+h^2)
(3) limh04h+h2h\lim_{h \to 0} \frac{-4h+h^2}{h}

2. 解き方の手順

(1) xx が 2 に近づくとき、関数 3x+23x+2 は連続なので、xx に 2 を代入することで極限値を求められます。
limx2(3x+2)=3(2)+2=6+2=8 \lim_{x \to 2} (3x+2) = 3(2) + 2 = 6 + 2 = 8
(2) hh が 0 に近づくとき、関数 54h+h25-4h+h^2 は連続なので、hh に 0 を代入することで極限値を求められます。
limh0(54h+h2)=54(0)+(0)2=50+0=5 \lim_{h \to 0} (5-4h+h^2) = 5 - 4(0) + (0)^2 = 5 - 0 + 0 = 5
(3) hh が 0 に近づくとき、関数 4h+h2h\frac{-4h+h^2}{h}h=0h=0 で定義されていません。しかし、h0h \neq 0 のとき、分子の hh で約分することで、関数を簡略化できます。
4h+h2h=h(4+h)h=4+h\frac{-4h+h^2}{h} = \frac{h(-4+h)}{h} = -4+h
したがって、
limh04h+h2h=limh0(4+h)=4+0=4\lim_{h \to 0} \frac{-4h+h^2}{h} = \lim_{h \to 0} (-4+h) = -4 + 0 = -4

3. 最終的な答え

(1) 8
(2) 5
(3) -4

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