(1)
直線 (a+2)x+(a+3)y=10 を a について整理すると、 a(x+y)+2x+3y=10 a の値にかかわらずこの式が成り立つためには、 x+y=0 かつ 2x+3y=10 という連立方程式が成り立つ必要がある。
y=−x を 2x+3y=10 に代入すると、 2x−3x=10 y=−x=10 したがって、定点の座標は (−10,10) である。 (2)
2直線が平行であるための条件は、傾きが等しいことである。それぞれの直線の方程式を変形して傾きを求める。
(a+3)y=−(a+2)x+10 より、 y=−a+3a+2x+a+310 (ただし、a=−3) (2a−1)y=−6x+5 より、 y=−2a−16x+2a−15 (ただし、a=21) よって、
−a+3a+2=−2a−16 a+3a+2=2a−16 (a+2)(2a−1)=6(a+3) 2a2−a+4a−2=6a+18 2a2+3a−2=6a+18 2a2−3a−20=0 (2a+5)(a−4)=0 a=−25,4 a=−3 のとき、直線1は 6x=10 より、x=35となり、y軸に平行な直線ではないため、解として適切である。 a=21 のとき、直線2は 6x=5 より、x=65となり、y軸に平行な直線ではないため、解として適切である。 したがって、a=−25,4 (3)
2直線が垂直であるための条件は、傾きの積が −1 である。 −a+3a+2⋅−2a−16=−1 (a+3)(2a−1)6(a+2)=−1 6(a+2)=−(a+3)(2a−1) 6a+12=−(2a2−a+6a−3) 6a+12=−2a2+a−6a+3 6a+12=−2a2−5a+3 2a2+11a+9=0 (2a+9)(a+1)=0 a=−29,−1 a=−3 のとき、直線1は 6x=10 より、x=35となり、y軸に平行な直線ではないため、解として適切である。 a=21 のとき、直線2は 6x=5 より、x=65となり、y軸に平行な直線ではないため、解として適切である。 したがって、a=−29,−1