一辺の長さが10cmの正方形ABCDがある。点PはAを出発し、辺AB上を毎秒1cmの速さでBに向かって進み、点Qは点Pと同時にBを出発し、辺BC上を毎秒2cmの速さでCに向かって進む。QがCに達するまでに、P, Q間の距離が最小になるのは、出発してから何秒後か。また、その最小の距離を求めよ。
2025/7/17
1. 問題の内容
一辺の長さが10cmの正方形ABCDがある。点PはAを出発し、辺AB上を毎秒1cmの速さでBに向かって進み、点Qは点Pと同時にBを出発し、辺BC上を毎秒2cmの速さでCに向かって進む。QがCに達するまでに、P, Q間の距離が最小になるのは、出発してから何秒後か。また、その最小の距離を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、出発してからt秒後のPとQの位置を考える。
PはAからBへ向かうので、APの長さはt cm。したがって、PBの長さは cm。
QはBからCへ向かうので、BQの長さは cm。ただし、QがCに到達するのは 秒後なので、 である。
PとQの距離をdとすると、三平方の定理より、
が最小となるtを求めるために、 を平方完成する。
が最小となるのは、 のとき。このとき、 となる。
は を満たす。
最小の距離dは、 cm。
3. 最終的な答え
出発してから2秒後、最小の距離は cm。