まず、同次方程式 y′′′+y′′−y′−y=0 の一般解を求めます。 特性方程式は次のようになります。
r3+r2−r−1=0 これは次のように因数分解できます。
(r−1)(r+1)2=0 したがって、特性方程式の根は r=1,−1,−1 です。 したがって、同次方程式の一般解は次のようになります。
yh(x)=c1ex+c2e−x+c3xe−x ここで、c1,c2,c3 は任意定数です。 次に、非同次方程式の特殊解 yp(x) を求めます。 右辺は ex なので、yp(x)=Axex の形式で特殊解を探します。これは、同次解に ex が含まれているためです。 yp′(x)=Aex+Axex=A(1+x)ex yp′′(x)=Aex+Aex+Axex=A(2+x)ex yp′′′(x)=Aex+Aex+Aex+Axex=A(3+x)ex これらの導関数を元の微分方程式に代入すると、次のようになります。
A(3+x)ex+A(2+x)ex−A(1+x)ex−Axex=ex 3A+Ax+2A+Ax−A−Ax−Ax=1 したがって、yp(x)=41xex したがって、微分方程式の一般解は次のようになります。
y(x)=yh(x)+yp(x) y(x)=c1ex+c2e−x+c3xe−x+41xex