四面体ABCDにおいて、点A,B,C,Dの位置ベクトルがそれぞれ$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$で与えられている。辺ABを2:1に内分する点をP、辺CDを3:1に内分する点をQとし、線分PQの中点をMとする。このとき、点Mの位置ベクトル$\vec{m}$を$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$を用いて表す。

幾何学ベクトル空間図形四面体内分点中点
2025/7/17

1. 問題の内容

四面体ABCDにおいて、点A,B,C,Dの位置ベクトルがそれぞれa\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d}で与えられている。辺ABを2:1に内分する点をP、辺CDを3:1に内分する点をQとし、線分PQの中点をMとする。このとき、点Mの位置ベクトルm\vec{m}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d}を用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、点Pと点Qの位置ベクトルをそれぞれ求めます。点Pは線分ABを2:1に内分するので、
p=1a+2b2+1=13a+23b\vec{p} = \frac{1\vec{a} + 2\vec{b}}{2+1} = \frac{1}{3}\vec{a} + \frac{2}{3}\vec{b}
点Qは線分CDを3:1に内分するので、
q=1c+3d3+1=14c+34d\vec{q} = \frac{1\vec{c} + 3\vec{d}}{3+1} = \frac{1}{4}\vec{c} + \frac{3}{4}\vec{d}
次に、点Mは線分PQの中点なので、
m=p+q2=12(13a+23b+14c+34d)=16a+13b+18c+38d\vec{m} = \frac{\vec{p} + \vec{q}}{2} = \frac{1}{2}\left(\frac{1}{3}\vec{a} + \frac{2}{3}\vec{b} + \frac{1}{4}\vec{c} + \frac{3}{4}\vec{d}\right) = \frac{1}{6}\vec{a} + \frac{1}{3}\vec{b} + \frac{1}{8}\vec{c} + \frac{3}{8}\vec{d}

3. 最終的な答え

m=16a+13b+18c+38d\vec{m} = \frac{1}{6}\vec{a} + \frac{1}{3}\vec{b} + \frac{1}{8}\vec{c} + \frac{3}{8}\vec{d}

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