点A(-1, 2, 3)と点B(0, 4, 1)を通る直線$l$に、原点Oから垂線OHを下ろしたとき、点Hの座標を求める。

幾何学ベクトル空間ベクトル内積直線垂線座標
2025/7/17

1. 問題の内容

点A(-1, 2, 3)と点B(0, 4, 1)を通る直線llに、原点Oから垂線OHを下ろしたとき、点Hの座標を求める。

2. 解き方の手順

ステップ1: 直線llの方向ベクトルを求める。
AB=OBOA=(0,4,1)(1,2,3)=(1,2,2)\vec{AB} = \vec{OB} - \vec{OA} = (0, 4, 1) - (-1, 2, 3) = (1, 2, -2)
ステップ2: 直線llのベクトル方程式を求める。
直線ll上の任意の点Pは、パラメータttを用いて
OP=OA+tAB=(1,2,3)+t(1,2,2)=(1+t,2+2t,32t)\vec{OP} = \vec{OA} + t\vec{AB} = (-1, 2, 3) + t(1, 2, -2) = (-1+t, 2+2t, 3-2t)
と表せる。
ステップ3: 点Hは直線ll上にあるので、Hの座標は(1+t,2+2t,32t)(-1+t, 2+2t, 3-2t)と表せる。
このとき、OH=(1+t,2+2t,32t)\vec{OH} = (-1+t, 2+2t, 3-2t)である。
ステップ4: OH\vec{OH}AB\vec{AB}が垂直であることから、OHAB=0 \vec{OH} \cdot \vec{AB} = 0 が成り立つ。
(1+t)(1)+(2+2t)(2)+(32t)(2)=0(-1+t)(1) + (2+2t)(2) + (3-2t)(-2) = 0
1+t+4+4t6+4t=0-1+t + 4 + 4t - 6 + 4t = 0
9t3=09t - 3 = 0
9t=39t = 3
t=13t = \frac{1}{3}
ステップ5: t=13t = \frac{1}{3}をHの座標に代入する。
H=(1+13,2+2(13),32(13))=(23,83,73)H = (-1+\frac{1}{3}, 2+2(\frac{1}{3}), 3-2(\frac{1}{3})) = (-\frac{2}{3}, \frac{8}{3}, \frac{7}{3})

3. 最終的な答え

Hの座標は (23,83,73)(-\frac{2}{3}, \frac{8}{3}, \frac{7}{3})
H=(23,83,73)\text{H} = \left( -\frac{2}{3}, \frac{8}{3}, \frac{7}{3} \right)
よって、それぞれの箱に入る数字は、順に 2, 8, 7 である。
答え:
H(123\frac{-1|2}{3}, 83\frac{8}{3}, 73\frac{7}{3})

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