3点O(0,0), A(a, b), B(c, d)を結んでできる三角形の面積を求める公式 $S = \frac{1}{2} |ad - bc|$ を、ベクトルの外積を使って説明してほしい。

幾何学ベクトル外積面積行列式三角形
2025/3/10

1. 問題の内容

3点O(0,0), A(a, b), B(c, d)を結んでできる三角形の面積を求める公式 S=12adbcS = \frac{1}{2} |ad - bc| を、ベクトルの外積を使って説明してほしい。

2. 解き方の手順

三角形OABの面積を求めることを考えます。ベクトル OA\vec{OA}OB\vec{OB} をそれぞれ OA=(a,b)\vec{OA} = (a, b)OB=(c,d)\vec{OB} = (c, d) とします。
この2つのベクトルが張る平行四辺形の面積は、ベクトルの外積の絶対値で計算できます。
2次元の場合、外積は以下のように定義できます。
OA×OB=adbc\vec{OA} \times \vec{OB} = ad - bc
平行四辺形の面積は adbc|ad - bc| となります。
三角形OABの面積は、この平行四辺形の面積の半分であるため、
S=12adbcS = \frac{1}{2} |ad - bc|
となります。
この公式は、行列式を使って表現することもできます。
S=12det(acbd)S = \frac{1}{2} |det \begin{pmatrix} a & c \\ b & d \end{pmatrix}|
ここで、det(acbd)=adbcdet \begin{pmatrix} a & c \\ b & d \end{pmatrix} = ad - bc です。

3. 最終的な答え

S=12adbcS = \frac{1}{2} |ad - bc|

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