2次不等式 $x^2 + 3(k-1)x + \frac{3}{4}k - \frac{1}{4} > 0$ がすべての実数 $x$ について成り立つような、実数 $k$ の範囲を求める問題です。選択肢から適切な不等号と範囲を選びます。

代数学二次不等式判別式不等式
2025/7/17

1. 問題の内容

2次不等式 x2+3(k1)x+34k14>0x^2 + 3(k-1)x + \frac{3}{4}k - \frac{1}{4} > 0 がすべての実数 xx について成り立つような、実数 kk の範囲を求める問題です。選択肢から適切な不等号と範囲を選びます。

2. 解き方の手順

2次不等式 ax2+bx+c>0ax^2 + bx + c > 0 がすべての実数 xx について成り立つためには、a>0a > 0 かつ判別式 D=b24ac<0D = b^2 - 4ac < 0 が必要です。
この問題では、a=1a=1 なので a>0a>0 の条件は満たされています。判別式を計算し、D<0D < 0 となるような kk の範囲を求めます。
判別式 DD
D=(3(k1))241(34k14)D = (3(k-1))^2 - 4 \cdot 1 \cdot (\frac{3}{4}k - \frac{1}{4})
=9(k22k+1)(3k1)= 9(k^2 - 2k + 1) - (3k - 1)
=9k218k+93k+1= 9k^2 - 18k + 9 - 3k + 1
=9k221k+10= 9k^2 - 21k + 10
D<0D < 0 より
9k221k+10<09k^2 - 21k + 10 < 0
(3k2)(3k5)<0(3k - 2)(3k - 5) < 0
したがって、23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3} となります。
選択肢の数値と比較して 23\frac{2}{3}53\frac{5}{3} に近いものを探します。
23=812\frac{2}{3} = \frac{8}{12} であり、78\frac{7}{8} は少し大きく、1112\frac{11}{12} は大きすぎるので、78\frac{7}{8} が最も近い選択肢ではないでしょう。1112\frac{11}{12}23\frac{2}{3} より大きいため適切ではありません。
53\frac{5}{3}2012\frac{20}{12} なので、1112\frac{11}{12} は小さすぎるため適切ではありません。
不等式の解は 23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3} なので、選択肢の中から kk の範囲に合う数値を探すと、78\frac{7}{8}1112\frac{11}{12} が候補となります。
23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3}
23=0.666...\frac{2}{3} = 0.666...
53=1.666...\frac{5}{3} = 1.666...
78=0.875\frac{7}{8} = 0.875
1112=0.9166...\frac{11}{12} = 0.9166...
したがって、23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3} となるための必要十分条件は、23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3} であるため、
k>78k > \frac{7}{8} でもあり、k<1112k < \frac{11}{12} でもあることは不可能です。
9k221k+10<09k^2-21k+10<0 を満たす kk の範囲は 23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3} です。選択肢の数字に近いものを考えると、78=0.875\frac{7}{8}=0.875, 1112=0.91666\frac{11}{12}=0.91666\ldotsです。一方、23=0.6666\frac{2}{3}=0.6666\ldots, 53=1.6666\frac{5}{3}=1.6666\ldotsなので、99は「<<」、1010は「<<」を選びます。
99 は、不等号 <<, 1010 は不等号 << を選択します。範囲としては 23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3} です。この範囲に入る選択肢は 78,1112\frac{7}{8}, \frac{11}{12} はあり得ません。
誤りがありました。正しくは
23<k<53\frac{2}{3}<k<\frac{5}{3}
なので、9は>で、10は<となります。

3. 最終的な答え

99: > > , 1010: < <
23<k<53\frac{2}{3} < k < \frac{5}{3}

「代数学」の関連問題

与えられた関数$f(x)$と$g(x)$に対して、$f(-3)$と$g(4)$の値をそれぞれ求める。 関数はそれぞれ、$f(x) = 4x - 3$と$g(x) = -x^2 + 5$で与えられている...

関数関数の値代入
2025/7/17

関数 $f(x) = 2x^2 - x + 6$ が与えられたとき、$f(-a)$ の値を求めます。

関数代入多項式
2025/7/17

与えられた条件が、別の条件であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、あるいはどちらでもないかを判断する問題です。

必要条件十分条件必要十分条件絶対値二次方程式幾何
2025/7/17

与えられた方程式は、$\frac{3y-2}{2} = (\frac{3x-1}{2})^2$ です。この方程式を解くことは指定されていないので、このまま扱います。

二次方程式数式の展開式の変形
2025/7/17

(i) アには64の平方根として当てはまるものを、イには$\sqrt{(-8)^2}$として当てはまるものを選択肢①〜③から選びます。 (ii) $\frac{\sqrt{7}-\sqrt{18}}{...

平方根根号の計算有理化
2025/7/17

次の方程式を解きます。 $|x-3| = 2x$

絶対値方程式一次方程式不等式
2025/7/17

3次方程式 $x^3 - 12x - a = 0$ が異なる3つの実数解を持つような定数 $a$ の値の範囲と、異なる2つの負の解と1つの正の解を持つような定数 $a$ の値の範囲を求めます。

三次方程式実数解微分極値
2025/7/17

平面の標準基底 $\{e_1, e_2\}$ に関して、一次変換 $f$ が $f(2e_1 + 3e_2) = 10e_1 + 9e_2$、 $f(-3e_1 - 5e_2) = -14e_1 - ...

線形代数一次変換表現行列固有値固有ベクトル
2025/7/17

問題は $\sqrt{10 - \sqrt{5}}$ の値を求めることです。

根号二重根号式の計算平方根
2025/7/17

方程式 $(\log_2 x)^2 + 2\log_2 x - 8 = 0$ を解く問題です。

対数方程式二次方程式解の公式対数関数
2025/7/17