1. 問題の内容
与えられた条件が、別の条件であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、あるいはどちらでもないかを判断する問題です。
2. 解き方の手順
(1) は であるための何か?
を に代入すると、 となり、成り立つ。
したがって、 ならば である。
つまり、 は であるための十分条件。
を解くと、 より、 。
したがって、 ならば とは限らない。
つまり、 は であるための必要条件ではない。
したがって、 は であるための十分条件であるが、必要条件ではない。
答えはイ。
(2) かつ は、 が鋭角三角形であるための何か?
が鋭角三角形であるとは、3つの角がすべて より小さいこと。つまり、 かつ かつ であること。
かつ であっても、 とは限らない。
例えば、, のとき、 となり、鋭角三角形。
しかし、, ではなく、例えば, のような場合を考えると、前提の条件を満たしていない。
もし、 ならば、である。
しかし ならば、であり、鋭角三角形ではない。
したがって、 かつ は、 が鋭角三角形であるための十分条件ではない。
が鋭角三角形ならば、 かつ である。
したがって、 かつ は、 が鋭角三角形であるための必要条件。
したがって、 かつ は、 が鋭角三角形であるための必要条件であるが、十分条件ではない。
答えはア。
(3) は であるための何か?
ならば である。
ならば である。
したがって、 は であるための必要十分条件。
答えはウ。
3. 最終的な答え
(1) イ
(2) ア
(3) ウ