与えられた関数の極値を求める問題です。ここでは、(1) $y = x^2e^{-x}$、(2) $y = \frac{x}{\log x}$、(3) $y = \frac{1}{x^4} + \frac{1}{(1-x)^4}$、(4) $y = 2\sin x + \cos 2x$ (ただし、$0 \le x \le 2\pi$) の4つの関数について、それぞれ極値を求めます。
2025/7/17
1. 問題の内容
与えられた関数の極値を求める問題です。ここでは、(1) 、(2) 、(3) 、(4) (ただし、) の4つの関数について、それぞれ極値を求めます。
2. 解き方の手順
関数の極値を求める一般的な手順は以下の通りです。
1. 与えられた関数を微分して、$y'$を求めます。
2. $y' = 0$となる$x$の値を求めます。これを臨界点と呼びます。
3. 臨界点の前後で$y'$の符号が変化するかどうかを調べます。
* の符号が正から負に変化する場合、その点で極大となります。
* の符号が負から正に変化する場合、その点で極小となります。
4. 極値を与える$x$の値を元の関数に代入して、極値を計算します。
それでは、それぞれの関数について詳しく見ていきましょう。
**(1) **
1. 微分:
2. $y' = 0$となる$x$を求める:
は常に正なので、 より、
3. $y'$の符号の変化を調べる:
* のとき、、、なので、
* のとき、、、なので、
* のとき、、、なので、
したがって、で極小、で極大となります。
4. 極値を計算:
のとき、 (極小値)
のとき、 (極大値)
**(2) **
1. 微分:
2. $y' = 0$となる$x$を求める:
3. $y'$の符号の変化を調べる:
のとき (ただし、かつ)、なので、。は常に正なので、
のとき、なので、。は常に正なので、
したがって、で極小となります。
4. 極値を計算:
のとき、 (極小値)
**(3) **
1. 微分:
2. $y' = 0$となる$x$を求める:
3. $y'$の符号の変化を調べる:
* のとき、なので、。したがって、
* のとき、なので、。したがって、
したがって、で極小となります。
4. 極値を計算:
のとき、 (極小値)
**(4) ()**
1. 微分:
2. $y' = 0$となる$x$を求める:
または
のとき、
のとき、。よって、
臨界点は
3. $y'$の符号の変化を調べる:
で検討します。
* : , , なので、
* : , , なので、
* : , , なので、
* : , , なので、
* : , , なので、
したがって、で極大、で極小、で極大、で極小となります。
4. 極値を計算:
* : (極大値)
* : (極小値)
* : (極大値)
* : (極小値)
3. 最終的な答え
**(1) **
* 極大値: のとき、
* 極小値: のとき、
**(2) **
* 極小値: のとき、
**(3) **
* 極小値: のとき、
**(4) ()**
* 極大値: のとき、
* 極小値: のとき、、 のとき、