座標平面上に3点 A(1,0), B(0,3), C(4,1) を通る円 K がある。 (1) 円 K の方程式を $x^2 + y^2 + ax + by + c = 0$ とおく。点 A, B, C を通るという条件から a, b, c を求め、円 K の方程式を求める。 (2) 線分 AC の長さを求め、線分 AC を直径とする円 L の点 P(x, y) について成り立つ関係式を求める。 (3) 円 K の方程式を求める。 (4) 直線 AB の方程式を求め、円 K の中心の座標と半径を求める。 (5) 不等式で表された領域における $2x+y$ の最小値と最大値を求める。

幾何学座標平面円の方程式線分の長さ連立方程式不等式最大値最小値
2025/7/17

1. 問題の内容

座標平面上に3点 A(1,0), B(0,3), C(4,1) を通る円 K がある。
(1) 円 K の方程式を x2+y2+ax+by+c=0x^2 + y^2 + ax + by + c = 0 とおく。点 A, B, C を通るという条件から a, b, c を求め、円 K の方程式を求める。
(2) 線分 AC の長さを求め、線分 AC を直径とする円 L の点 P(x, y) について成り立つ関係式を求める。
(3) 円 K の方程式を求める。
(4) 直線 AB の方程式を求め、円 K の中心の座標と半径を求める。
(5) 不等式で表された領域における 2x+y2x+y の最小値と最大値を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点 A(1,0) を通るので、方程式に代入して 1+a+c=01 + a + c = 0
点 B(0,3) を通るので、方程式に代入して 9+3b+c=09 + 3b + c = 0
点 C(4,1) を通るので、方程式に代入して 16+1+4a+b+c=016 + 1 + 4a + b + c = 0
これらを連立方程式として解き、a, b, c を求める。
17+4a+b+c=017 + 4a + b + c = 0
(2)
線分 AC の長さを求める。AC=(41)2+(10)2=32+12=10AC = \sqrt{(4-1)^2 + (1-0)^2} = \sqrt{3^2 + 1^2} = \sqrt{10}
線分 AC を直径とする円 L の点 P(x, y) について、AC2=PA2+PC2AC^2 = PA^2 + PC^2 が成り立つ。
PA2=(x1)2+y2PA^2 = (x-1)^2 + y^2
PC2=(x4)2+(y1)2PC^2 = (x-4)^2 + (y-1)^2
AC2=10AC^2 = 10
よって、(x1)2+y2+(x4)2+(y1)2=10(x-1)^2 + y^2 + (x-4)^2 + (y-1)^2 = 10
整理すると、x25x+y2y+3=0x^2 - 5x + y^2 - y + 3 = 0
(3)
直線 AC の方程式は x+3y1=0x + 3y - 1 = 0 であり、円 L と直線 AC の二つの共有点を通る円の方程式は、実数 k を用いて、(x25x+y2y+3)+k(x+3y1)=0(x^2 - 5x + y^2 - y + 3) + k(x + 3y - 1) = 0 と表せる。
これが円 K の方程式となるためには、x2+y2x^2 + y^2 の係数が1である必要がある。また、xxyy の一次の項が存在する必要がある。
円 K の方程式は、x2+y2+ax+by+c=0x^2 + y^2 + ax + by + c = 0 の形である。
(4)
直線 AB の方程式は 3x+y=33x + y = 3 である。線分 AB の傾きは -3 であり、円の中心と結ぶ線は傾き 1/3 である。
円の中心と直線 AB は直交する。ACB=90\angle ACB = 90^\circ であるから、線分 AB は円 K の直径の一つである。
(5)
与えられた領域 D は、
y3x+y \ge 3x + \text{ツ}
x2+y2x+y+0x^2 + y^2 - \text{テ}x + \text{ト}y + \text{ナ} \le 0 で表される。
2x+y2x+y の最小値は \text{ニ} であり、このとき x=x = \text{ヌ}, y=y = \text{ネ} である。
また、2x+y2x+y の最大値は \text{ノ} であり、このとき x=x = \text{ハ}, y=y = \text{ヒ} である。

3. 最終的な答え

(1)
ア:1
イ:9
ウ:3
エオ:17
カ:4
(2)
キク:10\sqrt{10}
ケ:②
(3)
サ:5x5x
シ:yy
ス:33
セ:xx
(4)
タ:ACB\angle ACB
チ:AB
(5)
ツ:33
テ:55
ト:1-1
ナ:00

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