座標平面上に3点 A(1, 0), B(0, 3), C(4, 1) を通る円 K がある。 (i) 円 K の方程式を $x^2 + y^2 + ax + by + c = 0$ とおき、A, B, C の座標を代入して $a, b, c$ を求める。 (ii) 線分 AC を直径とする円 L の方程式を求める。 (iii) 直線 AB の方程式を求め、$\angle ACB = 90^\circ$ であることを示し、線分 AB が円 K の直径であることを示す。 そして、円 K の方程式を求める。

幾何学座標平面円の方程式連立方程式直線の傾き直径三角形の内角
2025/7/17
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

座標平面上に3点 A(1, 0), B(0, 3), C(4, 1) を通る円 K がある。
(i) 円 K の方程式を x2+y2+ax+by+c=0x^2 + y^2 + ax + by + c = 0 とおき、A, B, C の座標を代入して a,b,ca, b, c を求める。
(ii) 線分 AC を直径とする円 L の方程式を求める。
(iii) 直線 AB の方程式を求め、ACB=90\angle ACB = 90^\circ であることを示し、線分 AB が円 K の直径であることを示す。
そして、円 K の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(i) 円 K の方程式を x2+y2+ax+by+c=0x^2 + y^2 + ax + by + c = 0 とおく。
点 A(1, 0) を通ることから、
12+02+a(1)+b(0)+c=01^2 + 0^2 + a(1) + b(0) + c = 0
1+a+c=01 + a + c = 0 … (1)
点 B(0, 3) を通ることから、
02+32+a(0)+b(3)+c=00^2 + 3^2 + a(0) + b(3) + c = 0
9+3b+c=09 + 3b + c = 0 … (2)
点 C(4, 1) を通ることから、
42+12+a(4)+b(1)+c=04^2 + 1^2 + a(4) + b(1) + c = 0
17+4a+b+c=017 + 4a + b + c = 0 … (3)
(1), (2), (3) の連立方程式を解く。
(1)より c=a1c = -a - 1
(2)に代入して 9+3ba1=09 + 3b - a - 1 = 0     \implies a=3b+8a = 3b + 8
(3)に代入して 17+4(3b+8)+ba1=017 + 4(3b + 8) + b - a - 1 = 0
17+12b+32+b(3b+8)1=017 + 12b + 32 + b - (3b + 8) - 1 = 0
10b+40=010b + 40 = 0
b=4b = -4
a=3(4)+8=4a = 3(-4) + 8 = -4
c=(4)1=3c = -(-4) - 1 = 3
よって、円 K の方程式は x2+y24x4y+3=0x^2 + y^2 - 4x - 4y + 3 = 0
(ii) A(1, 0), C(4, 1) なので、線分 AC の長さは (41)2+(10)2=32+12=10\sqrt{(4-1)^2 + (1-0)^2} = \sqrt{3^2 + 1^2} = \sqrt{10}
線分 AC を直径とする円 L 上の点 P(x, y) について、AP2+CP2=AC2AP^2 + CP^2 = AC^2 が成り立つ。
よって、PA2+PC2=(10)2=10PA^2 + PC^2 = (\sqrt{10})^2 = 10
したがって、円 L の方程式は (x1)2+(y0)2+(x4)2+(y1)2=10(x-1)^2 + (y-0)^2 + (x-4)^2 + (y-1)^2 = 10
円 L の方程式は (x1)(x4)+(y0)(y1)=0(x-1)(x-4) + (y-0)(y-1) = 0
x25x+4+y2y=0x^2 - 5x + 4 + y^2 - y = 0
x2+y25xy+4=0x^2 + y^2 - 5x - y + 4 = 0
(iii) 直線 AB の方程式は y0x1=3001\frac{y - 0}{x - 1} = \frac{3 - 0}{0 - 1}
y=3(x1)=3x+3y = -3(x - 1) = -3x + 3
y=3x+3y = -3x + 3
A(1, 0), B(0, 3), C(4, 1) であり、ACB=90\angle ACB = 90^\circ であるから、線分 AB は円 K の直径の一つである。
直線 AC の傾きは 1041=13\frac{1 - 0}{4 - 1} = \frac{1}{3}
直線 BC の傾きは 3104=24=12\frac{3 - 1}{0 - 4} = \frac{2}{-4} = -\frac{1}{2}
(i), (ii), (iii) のいずれの考え方でも円 K の方程式は x2+y24x4y+3=0x^2 + y^2 - 4x - 4y + 3 = 0 と求められる。

3. 最終的な答え

ア: 1
イ: 9
ウ: 3
エオ: 17
カ: 4
キク: 10
ケ: 5
コ: 5
サ: 4
シ: -1
スセ: -3
ソ: 3
タ: 0
チ: 0
ツ: 4
テ: 4
ト: 3

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