円Kがあり、点Aを通る2つの直線L1, L2が円Kと交わっている。L1とKの交点はAに近い方からB, Cであり、L2とKの交点はAに近い方からD, Eである。$AB = BC = 2\sqrt{3}$、$AD = 3$、そして$CE = 6$という条件の下で、 (1) $AE$と$DE$の長さを求める。 (2) $\angle ADB$とある角が等しいことを利用して、$\triangle ADB$と$\triangle ACE$が相似であることを示し、$BD$の長さを求める。 (3) 線分CDとBEの交点をFとして、ある定理を用いて、$BF:FE$の比を求める。

幾何学方べきの定理円周角の定理相似チェバの定理線分比
2025/7/21

1. 問題の内容

円Kがあり、点Aを通る2つの直線L1, L2が円Kと交わっている。L1とKの交点はAに近い方からB, Cであり、L2とKの交点はAに近い方からD, Eである。AB=BC=23AB = BC = 2\sqrt{3}AD=3AD = 3、そしてCE=6CE = 6という条件の下で、
(1) AEAEDEDEの長さを求める。
(2) ADB\angle ADBとある角が等しいことを利用して、ADB\triangle ADBACE\triangle ACEが相似であることを示し、BDBDの長さを求める。
(3) 線分CDとBEの交点をFとして、ある定理を用いて、BF:FEBF:FEの比を求める。

2. 解き方の手順

(1)
選択肢1から、方べきの定理を用いると、AB×AC=AD×AEAB \times AC = AD \times AEが成り立つ。
AB=23AB = 2\sqrt{3}BC=23BC = 2\sqrt{3}AD=3AD = 3なので、AC=AB+BC=23+23=43AC = AB + BC = 2\sqrt{3} + 2\sqrt{3} = 4\sqrt{3}
23×43=3×AE2\sqrt{3} \times 4\sqrt{3} = 3 \times AE
24=3×AE24 = 3 \times AE
AE=8AE = 8
DE=AEAD=83=5DE = AE - AD = 8 - 3 = 5
(2)
ADB=ACB\angle ADB = \angle ACB(円周角の定理より)
ACB=ACE\angle ACB = \angle ACEなので、ADB=ACE\angle ADB = \angle ACE (選択肢2)
ADB\triangle ADBACE\triangle ACEにおいて、ADB=ACE\angle ADB = \angle ACEDAB=EAC\angle DAB = \angle EAC(共通の角)なので、ADBACE\triangle ADB \sim \triangle ACE
AD:AC=DB:CEAD:AC = DB:CEより、3:43=DB:63:4\sqrt{3} = DB:6
DB=3×643=1843=923=932×3=332DB = \frac{3 \times 6}{4\sqrt{3}} = \frac{18}{4\sqrt{3}} = \frac{9}{2\sqrt{3}} = \frac{9\sqrt{3}}{2 \times 3} = \frac{3\sqrt{3}}{2}
(3)
選択肢9から、チェバの定理を用いると、ACCB×BFFE×EDDA=1\frac{AC}{CB} \times \frac{BF}{FE} \times \frac{ED}{DA} = 1が成り立つ。
AC=43AC = 4\sqrt{3}CB=23CB = 2\sqrt{3}ED=5ED = 5DA=3DA = 3なので、
4323×BFFE×53=1\frac{4\sqrt{3}}{2\sqrt{3}} \times \frac{BF}{FE} \times \frac{5}{3} = 1
2×BFFE×53=12 \times \frac{BF}{FE} \times \frac{5}{3} = 1
103×BFFE=1\frac{10}{3} \times \frac{BF}{FE} = 1
BFFE=310\frac{BF}{FE} = \frac{3}{10}
BF:FE=3:10BF:FE = 3:10

3. 最終的な答え

(1) AE=8AE = 8, DE=5DE = 5
(2) 4の選択肢:2, 5の選択肢:3, BD=332BD = \frac{3\sqrt{3}}{2}
(3) 1の選択肢:3, 9の選択肢:2, BF:FE=3:10BF:FE = 3:10

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