(1) 3点 A(1, 1), B(3, 4), C(-5, 7) が与えられたとき、線分ABを3:2に内分する点P、3:2に外分する点Q、三角形ABCの重心Gの座標をそれぞれ求める。 (2) 2点 A(-1, -3) と B を結ぶ線分ABを2:3に内分する点Pの座標が(1, -1) であるとき、点Bの座標を求める。

幾何学座標内分点外分点重心線分
2025/7/22

1. 問題の内容

(1) 3点 A(1, 1), B(3, 4), C(-5, 7) が与えられたとき、線分ABを3:2に内分する点P、3:2に外分する点Q、三角形ABCの重心Gの座標をそれぞれ求める。
(2) 2点 A(-1, -3) と B を結ぶ線分ABを2:3に内分する点Pの座標が(1, -1) であるとき、点Bの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Pは線分ABを3:2に内分するので、内分点の公式より、
P=(3×3+2×13+2,3×4+2×13+2)=(9+25,12+25)=(115,145)P = (\frac{3 \times 3 + 2 \times 1}{3 + 2}, \frac{3 \times 4 + 2 \times 1}{3 + 2}) = (\frac{9+2}{5}, \frac{12+2}{5}) = (\frac{11}{5}, \frac{14}{5})
点Qは線分ABを3:2に外分するので、外分点の公式より、
Q=(3×32×132,3×42×132)=(921,1221)=(7,10)Q = (\frac{3 \times 3 - 2 \times 1}{3 - 2}, \frac{3 \times 4 - 2 \times 1}{3 - 2}) = (\frac{9-2}{1}, \frac{12-2}{1}) = (7, 10)
三角形ABCの重心Gの座標は、各頂点の座標の平均なので、
G=(1+3+(5)3,1+4+73)=(13,123)=(13,4)G = (\frac{1 + 3 + (-5)}{3}, \frac{1 + 4 + 7}{3}) = (\frac{-1}{3}, \frac{12}{3}) = (-\frac{1}{3}, 4)
(2)
点Bの座標を(x, y)とする。点Pは線分ABを2:3に内分するので、内分点の公式より、
P=(2x+3×(1)2+3,2y+3×(3)2+3)=(2x35,2y95)P = (\frac{2x + 3 \times (-1)}{2 + 3}, \frac{2y + 3 \times (-3)}{2 + 3}) = (\frac{2x - 3}{5}, \frac{2y - 9}{5})
点Pの座標は(1, -1)であるから、
2x35=1\frac{2x - 3}{5} = 1
2x3=52x - 3 = 5
2x=82x = 8
x=4x = 4
2y95=1\frac{2y - 9}{5} = -1
2y9=52y - 9 = -5
2y=42y = 4
y=2y = 2
よって、点Bの座標は(4, 2)である。

3. 最終的な答え

(1)
Pの座標: (115,145)(\frac{11}{5}, \frac{14}{5})
Qの座標: (7,10)(7, 10)
Gの座標: (13,4)(-\frac{1}{3}, 4)
(2)
Bの座標: (4,2)(4, 2)

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