直線 $l$ の式は $y = x + 4$ である。点Aの座標は $(4, 8)$ である。原点Oと点Aを通る直線を引く。線分OA上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線と直線 $l$ との交点をQとする。点Pのx座標を $t$ とする。 (1) 線分PQの長さを $t$ を使った式で表す。 (2) $\triangle AQP$ の面積が2のとき、$t$ の値を求める。

幾何学座標平面直線三角形の面積一次関数
2025/7/21

1. 問題の内容

直線 ll の式は y=x+4y = x + 4 である。点Aの座標は (4,8)(4, 8) である。原点Oと点Aを通る直線を引く。線分OA上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線と直線 ll との交点をQとする。点Pのx座標を tt とする。
(1) 線分PQの長さを tt を使った式で表す。
(2) AQP\triangle AQP の面積が2のとき、tt の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Pは線分OA上にあるので、まず直線OAの式を求める。直線OAは原点を通るので、直線の式は y=axy = ax の形になる。点A (4,8)(4, 8) を通るので、8=4a8 = 4a より a=2a = 2 となる。したがって、直線OAの式は y=2xy = 2x である。
点Pのx座標は tt なので、点Pのy座標は 2t2t である。
よって点Pの座標は (t,2t)(t, 2t) となる。
点Qは直線 ll 上にあるので、点Qのx座標は tt であるから、点Qのy座標は t+4t+4 である。
よって点Qの座標は (t,t+4)(t, t+4) となる。
したがって、線分PQの長さは PQ=(t+4)2t=4tPQ = (t+4) - 2t = 4-t となる。
(2) AQP\triangle AQP の面積を求める。点A (4,8)(4, 8)、点Q (t,t+4)(t, t+4)、点P (t,2t)(t, 2t) である。
AQP\triangle AQP の面積は、底辺をPQと考えると、高さはAのx座標からPのx座標を引いたものであるから 4t4-t となる。
よって AQP\triangle AQP の面積は 12×PQ×(4t)=12×(4t)×(4t)\frac{1}{2} \times PQ \times (4-t) = \frac{1}{2} \times (4-t) \times (4-t) となる。
AQP\triangle AQP の面積が2なので、12(4t)2=2\frac{1}{2} (4-t)^2 = 2 を解く。
(4t)2=4(4-t)^2 = 4
4t=±24-t = \pm 2
t=42t = 4 \mp 2
t=2,6t = 2, 6
t=6t=6 のとき、Pの座標は(6,12)(6, 12)となるが、これはAよりも上の点となるため、不適。
したがって、t=2t = 2 である。

3. 最終的な答え

(1) 線分PQの長さ: 4t4-t
(2) tt の値: 22

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