等脚台形ABCDがあり、AB = AD = CD = 5cm、BC = 13cmである。 (1) 頂点Aから辺BCに下ろした垂線の足をEとするとき、線分BE, AEの長さを求めよ。また、等脚台形ABCDの面積を求めよ。 (2) 対角線AC上に、AP = $\sqrt{10}$ cmとなる点Pをとるとき、$\triangle$PBCの面積を求めよ。

幾何学等脚台形三平方の定理面積相似図形
2025/4/3

1. 問題の内容

等脚台形ABCDがあり、AB = AD = CD = 5cm、BC = 13cmである。
(1) 頂点Aから辺BCに下ろした垂線の足をEとするとき、線分BE, AEの長さを求めよ。また、等脚台形ABCDの面積を求めよ。
(2) 対角線AC上に、AP = 10\sqrt{10} cmとなる点Pをとるとき、\trianglePBCの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
等脚台形なので、BE = BCAD2\frac{BC - AD}{2}となる。
よって、BE = 1352=82=4\frac{13 - 5}{2} = \frac{8}{2} = 4 cm。
\triangleABEにおいて、三平方の定理より、AE2+BE2=AB2AE^2 + BE^2 = AB^2
AE2+42=52AE^2 + 4^2 = 5^2
AE2+16=25AE^2 + 16 = 25
AE2=9AE^2 = 9
AE = 3 cm (AE>0)
等脚台形ABCDの面積は、(AD+BC)×AE2\frac{(AD + BC) \times AE}{2}で求められる。
(5+13)×32=18×32=9×3=27\frac{(5 + 13) \times 3}{2} = \frac{18 \times 3}{2} = 9 \times 3 = 27 cm2^2
(2)
\triangleABEと\triangleACEは相似である。相似比はAB:ACとなる。まずACを求める。
AC2=AE2+EC2AC^2 = AE^2 + EC^2
EC=BCBE=134=9EC = BC - BE = 13-4 = 9
AC2=32+92=9+81=90AC^2 = 3^2 + 9^2 = 9 + 81 = 90
AC=90=310AC = \sqrt{90} = 3\sqrt{10} cm (AC>0)
AC : AP = 310:10=3:13\sqrt{10} : \sqrt{10} = 3 : 1となる。
よって、AP : PC = 1:21 : 2となる。
AC = 3103\sqrt{10}なので、PC = 23AC=23×310=210\frac{2}{3}AC = \frac{2}{3} \times 3\sqrt{10} = 2\sqrt{10}
\triangleABCの面積を求める。
\triangleABCの面積は、12×BC×AE=12×13×3=392\frac{1}{2} \times BC \times AE = \frac{1}{2} \times 13 \times 3 = \frac{39}{2}
\trianglePBCの面積を求める。
\trianglePBCの面積は、PCAC×\frac{PC}{AC} \times \triangleABCで求められる。
210310×392=23×392=393=13\frac{2\sqrt{10}}{3\sqrt{10}} \times \frac{39}{2} = \frac{2}{3} \times \frac{39}{2} = \frac{39}{3} = 13 cm2^2

3. 最終的な答え

(1) BE = 4 cm、AE = 3 cm、等脚台形ABCDの面積は27 cm2^2
(2) \trianglePBCの面積は13 cm2^2

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