10本のバラを3人に分配する方法について、以下の2つの場合における分け方の総数を求めます。 (1) 1本ももらわない人がいてもよい場合 (2) どの人も必ず1本はもらう場合

確率論・統計学組み合わせ重複組み合わせ場合の数分配
2025/7/17

1. 問題の内容

10本のバラを3人に分配する方法について、以下の2つの場合における分け方の総数を求めます。
(1) 1本ももらわない人がいてもよい場合
(2) どの人も必ず1本はもらう場合

2. 解き方の手順

(1) 1本ももらわない人がいてもよい場合
これは、10個の区別できないものを3つの区別できる箱に入れる問題と考えることができます。この問題は、重複組み合わせの問題として解くことができます。nn個のものからrr個を選ぶ重複組み合わせの総数は、n+r1Cr_{n+r-1}C_r で表されます。
この問題では、n=3n=3(3人)であり、r=10r=10(10本のバラ)なので、求める場合の数は、
3+101C10=12C10=12C2=12×112×1=66_{3+10-1}C_{10} = _{12}C_{10} = _{12}C_2 = \frac{12 \times 11}{2 \times 1} = 66通りです。
(2) どの人も必ず1本はもらう場合
まず、3人に1本ずつバラを配ります。すると、残りのバラは103=710 - 3 = 7本になります。この7本のバラを3人にどのように分配しても良いので、これは(1)と同様に重複組み合わせの問題として解くことができます。
この問題では、n=3n=3(3人)であり、r=7r=7(7本のバラ)なので、求める場合の数は、
3+71C7=9C7=9C2=9×82×1=36_{3+7-1}C_7 = _{9}C_7 = _{9}C_2 = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36通りです。

3. 最終的な答え

(1) 1本ももらわない人がいてもよい場合:66通り
(2) どの人も必ず1本はもらう場合:36通り

「確率論・統計学」の関連問題

問題は、関数 $f(x) = \frac{1}{\sqrt{2\pi\sigma^2}} e^{-\frac{(x-m)^2}{2\sigma^2}}$ のグラフについて考察することです。

正規分布ガウス分布確率密度関数統計平均分散標準偏差
2025/7/18

袋の中に白玉が2個、赤玉が3個入っている。この袋から同時に2個の玉を取り出すとき、次の事象を集合で表す。(1)全事象 (2)白玉1個と赤玉1個を取り出す

確率組み合わせ集合
2025/7/17

10本のくじの中に当たりくじが3本入っています。この中から2本を同時に引くとき、少なくとも1本は当たりくじである確率を求めてください。

確率組み合わせ余事象
2025/7/17

袋の中に赤玉5個、白玉4個、黒玉3個が入っている。この袋から2個の玉を同時に取り出すとき、取り出した2個の玉が同じ色である確率を求めよ。

確率組み合わせ場合の数
2025/7/17

8枚のシャツがあり、そのうち5枚はMサイズ、3枚はLサイズである。この中から2枚を同時に取り出すとき、2枚が同じサイズである確率を求めよ。

確率組み合わせ二項係数
2025/7/17

袋の中に赤玉が7個、白玉が5個入っている。この袋から同時に3個の玉を取り出すとき、赤玉が1個、白玉が2個出る確率を求めよ。

確率組み合わせ場合の数
2025/7/17

1から5までの数字が書かれた5枚のカードから、2枚を同時に引くとき、1と2のカードを引く確率を求める問題です。

確率組み合わせ事象
2025/7/17

10人の中から生徒会役員として会長、書記、会計の3人を兼任なしで1人ずつ選出する方法は何通りあるかを求める問題です。

順列組み合わせ場合の数
2025/7/17

男子6人、女子5人の中から4人を選ぶ。 (1) 男子から2人、女子から2人を選ぶ選び方は何通りか。 (2) 女子から少なくとも1人を選ぶ選び方は何通りか。

組み合わせ場合の数順列
2025/7/17

大小2個のサイコロを投げるとき、出る目の和が6になる確率を求めます。

確率サイコロ場合の数
2025/7/17