数学的帰納法を用いて、等式 $1\cdot4 + 2\cdot5 + 3\cdot6 + \dots + n(n+3) = \frac{1}{3}n(n+1)(n+5)$ が全ての自然数 $n$ について成り立つことを証明する。空欄 $\boxed{1}$ から $\boxed{9}$ を埋める。

代数学数学的帰納法等式数列
2025/7/17

1. 問題の内容

数学的帰納法を用いて、等式 14+25+36++n(n+3)=13n(n+1)(n+5)1\cdot4 + 2\cdot5 + 3\cdot6 + \dots + n(n+3) = \frac{1}{3}n(n+1)(n+5) が全ての自然数 nn について成り立つことを証明する。空欄 1\boxed{1} から 9\boxed{9} を埋める。

2. 解き方の手順

[1] n=1n=1 のとき
左辺は 14=41\cdot 4 = 4 である。
右辺は 131(1+1)(1+5)=13126=4\frac{1}{3}\cdot 1 \cdot (1+1)(1+5) = \frac{1}{3} \cdot 1 \cdot 2 \cdot 6 = 4 となる。
よって、1=1\boxed{1} = 12=6\boxed{2} = 6 となる。
[2] n=kn=k のとき、等式が成り立つと仮定する。すなわち、
14+25+36++k(k+3)=13k(k+1)(k+5)1\cdot 4 + 2\cdot 5 + 3\cdot 6 + \dots + k(k+3) = \frac{1}{3}k(k+1)(k+5) が成り立つと仮定する。
n=k+1n=k+1 のとき、等式が成り立つことを示す。
14+25+36++k(k+3)+(k+1)(k+1+3)=13k(k+1)(k+5)+(k+1)(k+4)1\cdot 4 + 2\cdot 5 + 3\cdot 6 + \dots + k(k+3) + (k+1)(k+1+3) = \frac{1}{3}k(k+1)(k+5) + (k+1)(k+4)
より、3=k\boxed{3} = k4=k+1\boxed{4} = k+15=(k+1)(k+4)\boxed{5} = (k+1)(k+4) となる。
ここで、右辺は
13k(k+1)(k+5)+(k+1)(k+4)=13(k+1)[k(k+5)+3(k+4)]=13(k+1)[k2+5k+3k+12]=13(k+1)(k2+8k+12)=13(k+1)(k+2)(k+6)=13(k+1)((k+1)+1)((k+1)+5)\frac{1}{3}k(k+1)(k+5) + (k+1)(k+4) = \frac{1}{3}(k+1)[k(k+5) + 3(k+4)] = \frac{1}{3}(k+1)[k^2 + 5k + 3k + 12] = \frac{1}{3}(k+1)(k^2 + 8k + 12) = \frac{1}{3}(k+1)(k+2)(k+6) = \frac{1}{3}(k+1)((k+1)+1)((k+1)+5)
となる。
したがって、13(k+1)[k(k+5)+3(k+4)]\frac{1}{3}(k+1)[k(k+5) + 3(k+4)] より 6=3(k+4)\boxed{6}=3(k+4)
13(k+1)(k+2)(k+6)\frac{1}{3}(k+1)(k+2)(k+6) より 7=k+2\boxed{7}=k+28=5\boxed{8}=5 となる。
よって、n=k+1n=k+1 のときも等式が成り立つ。
以上より、すべての自然数 nn について等式が成り立つ。したがって、9=\boxed{9}=全ての

3. 最終的な答え

1: 1
2: 6
3: k
4: k+1
5: (k+1)(k+4)
6: 3(k+4)
7: k+2
8: 5
9: 全ての

「代数学」の関連問題

xに関する3つの不等式 $\frac{2x+1}{3} \ge \frac{9x-2}{12} - \frac{x+5}{4}$ (1) $2x+6 > \sqrt{7}x$ (2) $ax-a < ...

不等式不等式の解法整数解数直線
2025/7/22

2つの不等式 $\frac{x-1}{3} > \frac{x-2}{5}$ ... ① $2ax \le 3a - a^2$ ... ② がある。ただし、$a$ は 0 でない定数である。 (1) ...

不等式一次不等式二次不等式絶対値数直線
2025/7/22

$|x-2a| \le 1$ を満たす全ての $x$ が $\frac{1}{3}x+1 < -\frac{1}{2}a - \frac{x}{6}$ を満たすように、定数 $a$ の値の範囲を求めよ...

不等式絶対値一次不等式解の範囲
2025/7/22

不等式 $3(x-2) \le 7x - 10$ を満たす全ての $x$ が、不等式 $4(x+a+2) < 9(x+2) - a$ を満たすような、定数 $a$ の値の範囲を求める。

不等式一次不等式不等式の解定数の範囲
2025/7/22

関数 $y = \frac{1}{2}x^2$ において、$x$ の値が $t$ から $t+2$ まで増加するときの変化の割合が 4 である。このとき、$t$ の値を求める。

二次関数変化の割合方程式
2025/7/22

2つの不等式 $|2x-9| \ge 5$ と $3(x+2) \le 2(4k-1) - x$ を同時に満たす自然数 $x$ がちょうど5個となるような定数 $k$ の値の範囲を求めよ。

不等式絶対値連立不等式数直線自然数解の範囲
2025/7/22

2つの不等式 $|x+4| \le 7$ と $3(x+2) \le 5(x+1)-2k$ を同時に満たす整数 $x$ がちょうど4個となるように、定数 $k$ の値の範囲を求める。

不等式絶対値整数解範囲
2025/7/22

不等式 $4x + 20 < 7k - 1 - 3x$ を満たす2桁の自然数 $x$ がちょうど5個となるように、定数 $k$ の値の範囲を求める。

不等式2桁の自然数範囲
2025/7/22

$x$ についての不等式 $4k - 2x \le x + k - 6$ を満たす1桁の自然数が3個となるように、定数 $k$ の値の範囲を求めよ。

不等式一次不等式自然数範囲
2025/7/22

$x$ についての不等式 $\frac{4x-k}{6} - 1 \leqq \frac{7}{2} - \frac{k}{3}x$ を満たす最大の整数が $7$ となるように、定数 $k$ の値の範...

不等式一次不等式最大整数範囲
2025/7/22