(1) ベクトル $A \times n$ の向きを図で示しなさい。ただし、紙面の裏から表に向かうベクトルは $ \odot $、表から裏へ向かうベクトルは $ \otimes $ で表すこと。 (2) ベクトル $n \times (A \times n)$ を、ベクトル三重積の公式(教科書の式 (1.84))を用いて、外積を使わずに表しなさい。

代数学ベクトル外積ベクトル三重積
2025/7/17

1. 問題の内容

(1) ベクトル A×nA \times n の向きを図で示しなさい。ただし、紙面の裏から表に向かうベクトルは \odot 、表から裏へ向かうベクトルは \otimes で表すこと。
(2) ベクトル n×(A×n)n \times (A \times n) を、ベクトル三重積の公式(教科書の式 (1.84))を用いて、外積を使わずに表しなさい。

2. 解き方の手順

(1) ベクトル AAnn の向きが示されていないので、ここでは一般的に解答する。ベクトル AAnn が与えられたとして、A×nA \times n の方向は、右手の法則によって決定される。ベクトル AA を人差し指の方向、ベクトル nn を中指の方向に合わせると、親指の方向が A×nA \times n の方向となる。具体的に AAnn の向きが与えられていないため、ここでは A×nA \times n が紙面の表から裏へ向かう場合( \otimes )と、裏から表へ向かう場合( \odot )がある。問題文には図示せよとあるが、ここでは文字で表現する。
(2) ベクトル三重積の公式は、以下の通りである。
A×(B×C)=B(AC)C(AB)A \times (B \times C) = B(A \cdot C) - C(A \cdot B)
この公式を n×(A×n)n \times (A \times n) に適用する。
n×(A×n)=A(nn)n(nA)n \times (A \times n) = A(n \cdot n) - n(n \cdot A)
ここで、nn=n2n \cdot n = |n|^2 であり、nA=Ann \cdot A = A \cdot n である。したがって、
n×(A×n)=An2n(An)n \times (A \times n) = A|n|^2 - n(A \cdot n)

3. 最終的な答え

(1) ベクトル A×nA \times n の向きは、右手の法則により決定される。AAnn の向きが示されていないので、A×nA \times n は紙面の表から裏へ向かう( \otimes )または、裏から表へ向かう( \odot )。
(2) n×(A×n)=An2n(An)n \times (A \times n) = A|n|^2 - n(A \cdot n)

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