問題は3つあります。 1. 質量20kgの物体が30m/sで運動している。6秒で停止させるために必要な力の大きさを求める。

応用数学力学運動の法則運動量と力積加速度ニュートンの運動方程式
2025/7/17
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

問題は3つあります。

1. 質量20kgの物体が30m/sで運動している。6秒で停止させるために必要な力の大きさを求める。

2. 質量1.0kgの物体がx軸方向に10m/sで運動している。y軸方向に2.0Nの力を5.0秒間加えたときの速さを求める。

3. 台車の運動についての問題。(a)では台車を一定の力で水平に引き、(b)ではおもりを軽い滑車にかけた糸で結び、手を離す。(a)と(b)どちらが速く動くか述べる。

2. 解き方の手順

問題1:
まず、運動量と力積の関係を使います。運動量の変化は力積に等しいので、
mvmv0=FΔtm v - m v_0 = F \Delta t
ここで、mmは質量、vvは最終速度、v0v_0は初期速度、FFは力、Δt\Delta tは時間です。
停止するので、v=0v = 0です。したがって、
mv0=FΔt-m v_0 = F \Delta t
F=mv0ΔtF = -\frac{m v_0}{\Delta t}
問題文の数値を代入します。
F=20 kg×30 m/s6 s=100 NF = -\frac{20 \text{ kg} \times 30 \text{ m/s}}{6 \text{ s}} = -100 \text{ N}
問題2:
物体のx軸方向の速度は変化しないので、y軸方向の速度変化を求めます。
ニュートンの運動方程式F=maF = m aより、y軸方向の加速度は、
a=Fm=2.0 N1.0 kg=2.0 m/s2a = \frac{F}{m} = \frac{2.0 \text{ N}}{1.0 \text{ kg}} = 2.0 \text{ m/s}^2
したがって、y軸方向の速度変化は、
Δv=aΔt=2.0 m/s2×5.0 s=10 m/s\Delta v = a \Delta t = 2.0 \text{ m/s}^2 \times 5.0 \text{ s} = 10 \text{ m/s}
はじめ、y軸方向には速度はなかったため、y軸方向の速度は10m/s。
x軸方向の速度が10m/s、y軸方向の速度が10m/sなので、速度の大きさは、
v=102+102=200=10214.1 m/sv = \sqrt{10^2 + 10^2} = \sqrt{200} = 10\sqrt{2} \approx 14.1 \text{ m/s}
問題3:
(a)の場合:
台車を引く力は 100 gf=0.1 N100 \text{ gf} = 0.1 \text{ N}。 台車の質量は400 g=0.4 kg400 \text{ g} = 0.4 \text{ kg}
加速度は、a=Fm=0.1 N0.4 kg=0.25 m/s2a = \frac{F}{m} = \frac{0.1 \text{ N}}{0.4 \text{ kg}} = 0.25 \text{ m/s}^2
(b)の場合:
おもりの質量は 100 g=0.1 kg100 \text{ g} = 0.1 \text{ kg}。おもりが台車を引く力は、おもりの重力に等しいので、
F=mg=0.1 kg×9.8 m/s2=0.98 NF = mg = 0.1 \text{ kg} \times 9.8 \text{ m/s}^2 = 0.98 \text{ N}
台車とおもりの合計質量は、0.4 kg+0.1 kg=0.5 kg0.4 \text{ kg} + 0.1 \text{ kg} = 0.5 \text{ kg}
加速度は、a=Fm=0.98 N0.5 kg=1.96 m/s2a = \frac{F}{m} = \frac{0.98 \text{ N}}{0.5 \text{ kg}} = 1.96 \text{ m/s}^2
(b)の方が加速度が大きいので、(b)の台車の方が速く動きます。

3. 最終的な答え

1. 100 N

2. $10\sqrt{2} \approx 14.1 \text{ m/s}$

3. (b)

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