問題は2つあります。 (1) 関数 $f(x) = a_0 + a_1x + a_2x^2 + a_3x^3 + a_4x^4 + \dots + a_nx^n + R_{n+1}$ が与えられたとき、係数 $a_0, a_1, a_2, a_3, a_4, \dots, a_n$ を求めよ。 (2) 関数 $g(x) = \frac{1}{2x+3}$ に対して、マクローリンの定理を適用して得られるべき級数展開 $g(x) = b_0 + b_1x + b_2x^2 + b_3x^3 + b_4x^4 + \dots + b_nx^n + R_{n+1}$ における係数 $b_0, b_1, b_2, b_3, b_4, \dots, b_n$ を求めよ。
2025/7/17
1. 問題の内容
問題は2つあります。
(1) 関数 が与えられたとき、係数 を求めよ。
(2) 関数 に対して、マクローリンの定理を適用して得られるべき級数展開 における係数 を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 関数が多項式で与えられているので、係数は自明です。
(2) 関数 に対して、マクローリン展開を行います。マクローリン展開は、関数を0の周りでテイラー展開したものです。
係数 は次の式で求められます。
まず、 のいくつかの導関数を計算します。
一般に、 と予想できます。数学的帰納法で証明できます。
すると、
よって、
3. 最終的な答え
(1) の場合:
はそのまま係数として与えられています。
(2) の場合:
つまり、
...