多項式 $P(x)$ を $x^2 - 1$ で割ると余りが $4x - 3$、$x^2 - 4$ で割ると余りが $3x + 5$ であるとき、$P(x)$ を $x^2 + 3x + 2$ で割った余りを求めよ。

代数学多項式剰余の定理因数定理代数
2025/7/18

1. 問題の内容

多項式 P(x)P(x)x21x^2 - 1 で割ると余りが 4x34x - 3x24x^2 - 4 で割ると余りが 3x+53x + 5 であるとき、P(x)P(x)x2+3x+2x^2 + 3x + 2 で割った余りを求めよ。

2. 解き方の手順

x21=(x1)(x+1)x^2 - 1 = (x-1)(x+1) および x24=(x2)(x+2)x^2 - 4 = (x-2)(x+2) であるから、P(1)=4(1)3=1P(1) = 4(1) - 3 = 1P(1)=4(1)3=7P(-1) = 4(-1) - 3 = -7P(2)=3(2)+5=11P(2) = 3(2) + 5 = 11P(2)=3(2)+5=1P(-2) = 3(-2) + 5 = -1 である。
x2+3x+2=(x+1)(x+2)x^2 + 3x + 2 = (x+1)(x+2) で割ったときの余りを ax+bax + b とおくと、
P(x)=(x+1)(x+2)Q(x)+ax+bP(x) = (x+1)(x+2)Q(x) + ax + bQ(x)Q(x) はある多項式)と表せる。
したがって、P(1)=a+b=7P(-1) = -a + b = -7P(2)=2a+b=1P(-2) = -2a + b = -1 が成り立つ。
この2式から aabb を求める。
第2式から第1式を引くと、2a+b(a+b)=1(7)-2a + b - (-a + b) = -1 - (-7) より a=6-a = 6
よって、a=6a = -6
a+b=7-a + b = -7 に代入すると、(6)+b=7-(-6) + b = -7 より 6+b=76 + b = -7
よって、b=13b = -13
したがって、求める余りは 6x13-6x - 13 である。

3. 最終的な答え

6x13-6x - 13

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